東京電力株式会社から送付された原子力災害対策特別措置法第10条に基づく通報資料等の公表について
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/06/230624-2.html
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/plant/1/230617-1-3.pdfから
13日
27報 発信時刻なし
FAX送信ログをみると送信元が2つあるように見える
2011年3月13日 ????? 東京電力(株)原子力立地 会議室
?年03月13日(日) 06時31分 宛先:913019 発信:1F 緊対室
となっています。あまりこの情報は信用しないほうがよいかもしれない。
3号機は原子炉内に注水していたHPCI(高圧注水系)が停止し、現時点で代替注水が確保できないため、
このままでは5時30分頃にTAF(有効燃料頂部)へ到達する予想です。
現在、代替注水確保に向けた準備を進めて降りますが合わせて
D/W(格納容器)ベント操作に向けた準備も行っています。
発信時刻が06時31分で5時30分頃にTAF(有効燃料頂部)へ到達する予想では矛盾します。
操作された情報としか思えない・・・・
3号機はすでに
12日 11:36 RCIC(原子炉隔離時冷却系)トリップ(緊急停止)
してます。
3号機のベントについてはメモ30参照
3号機のボンベ交換は空気圧縮系は2系統あるので実際に交換したかも?
なお、HPCI(高圧注水系)が停止したのはバッテリー切れのためだと思います。
もしバッテリーが必要ないなら、RCIC(原子炉隔離時冷却系)ばかりかHPCI(高圧注水系)は原因不明で動かなくなったことになります。
何らかの非常用冷却装置が動いていたかどうか?(メモ29参照)
詳細は不明ですが・・・とにかく最終的にバッテリーは枯渇したようです。(メモ35参照)
「高圧注水系(HPCI)が12日12:35に自動起動し、
13日02:42に停止していたことがわかる(当直引継日誌)。」
操作された情報と思うので不愉快ですが・・
05:00現在
プラント関連パラメーター
1号機 消火系ラインを用いて海水注入中 原子炉圧力(圧力容器)0.35MPa
2号機 RCIC(原子炉隔離時冷却系)動作中 原子炉圧力(圧力容器)6.14MPa(確認04:00)
格納容器圧力 0.33MPa(確認04:00)
3号機 HPCI(高圧注水系)停止(02:44)炉圧が低いため
RCIC(原始炉隔離時冷却系)運転せず
原子炉圧力(圧力容器)7.38MPa(05:00)SRV(逃し安全弁)にて調整中
格納容器圧力 360KPa(05:00現在)
3号機の原子炉隔離時冷却系が、なぜ止まったのか意味不明です。
07:55現在
プラント関連パラメーター(メモ37参照)
をみると12日07:55現在で、すでに逃し安全弁の操作を行っていることがわかります。
「原子炉隔離時冷却系」は圧力容器と格納容器の圧力差を使って冷却するものです。
一方、「逃し安全弁」は圧力容器の高圧力をサプレッションプールを通して格納容器へ逃すものです。(メモ28参照)
「原子炉隔離時冷却系」の動作がよくなかったので「逃し安全弁」を使いショックを与えて
「原子炉隔離時冷却系」を動かしたのかもしれません。
しかし、「逃し安全弁」は圧力容器と格納容器の圧力差を小さくしますので
「原子炉隔離時冷却系」と「逃し安全弁」を併用することは
「原子炉隔離時冷却系」にとって好ましいことではなさそうです。
3号機の原子炉隔離時冷却系の記述はこうしたことを言っているのかもしれません
(そうすると、圧力容器の圧力値は信用できない)
28報 発信時刻なし
FAX送信ログは不明 送信時刻もわからない
3号機はHPCI(高圧注水系)が停止したためRCIC(原子炉隔離時冷却系)による
原子炉への注水を実施しましたが起動できなかったことから
5時10分に「原子炉冷却機能喪失」に該当すると判断した。
繰り替えしますがバッテリーが切れることを失念してこの状態になったのです。
29報 発信時刻 6時19分
FAX送信ログをみると送信元が2つあるように見える
2011年3月13日 6時13分 東京電力(株)原子力立地 会議室 No0490 P 1
??????????? ?????? ?先:91???? 発信:1F 緊対室 ?? P 01/01
送信・受信場所のはっきりしないものです。
3号機は4時15分にTAFに到達したものと判断しました。
東電3月13日02時現在のプレスでは 高圧注水系は動いています。
東電3月13日05時30現在のプレスで高圧注水系が自動停止。この後の15条事象プレス
を出しています。
3号機の15条について少し整理しましょう。
記述順(時系列にはならないことに注意してください。時系列は不明です。)
・ 27報(発信時刻無し FAXの送信時間 06時31分)
原子炉隔離時冷却系や高圧注水系が停止し、代替注水が確保できないため5時30分頃にTAF(有効燃料頂部)へ到達する予想 (内容と時刻が矛盾)
・ 28報(発信時刻なし FAX送信ログは不明 送信時刻もわからない)
3号機は高圧注水系および原子炉隔離時冷却系による
原子炉への注水ができず5時10分に「原子炉冷却機能喪失」に該当すると判断した。
・ 29報(6時19分 FAX送信ログは2つ? 東京電力(株)原子力立地 会議室は6時13分)
3号機は4時15分にTAFに到達したものと判断。
・ 3月13日02時現在 3号機の高圧注水系は動いている
・ 3月13日05時30現在 3号機の高圧注水系は止まっている
・ 15条プレス
5時10分に「原子炉冷却機能喪失」に該当すると判断した。
(この情報の発表は 前の3月13日05時30現在の情報が出された後)
27報は 5時30分よりかなり以前に送信しているはずです。
また、それ以前に15条事象であることは明らかです。
「高圧注水系(HPCI)が12日12:35に自動起動し、
13日02:42に停止していたことがわかる(当直引継日誌)。」
ことからおそらく13日02時40分過ぎだと思います。
15条事象の判断は遅れたことは確かですが、
その経緯は原子力安全・保安院や東京電力の資料では明らかになりません。
後から情報操作された疑いさえあり、少なくとも双方ともキチンとした対応はしていません。
以下
ベント操作や
14日 11時01分 爆発
などにつながりますが・・・
メモ40で・・・・・
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