2011年7月27日水曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ44

2号機のベントは結局なされませんでした。(失敗?)

14日に 2号機のベントついて記述があったのは68報(発信時刻 3月14日23時39分)

「今後D/W(格納容器)ベントを実施します。」
とあるだけです。

メモ27で記述した東電資料からの2号機ベント準備作業などしていなかったのでしょう。
メモ27では
2号機のベントについて
22時50分 格納容器圧力 上限圧力を越える
ベント実施決定
とありますが・・・

2号機は逃し安全弁を開いています。


64報 発信時刻 3月14日21時34分
2号機は消火系ラインにより海水を原子炉内へ注水する操作を実施しておりましたが
逃し安全弁2弁を開いた21時20分に原子炉水位が回復してきたことを確認しました。
原子炉水位 ー2000mm
原子炉(圧力容器)圧力 0.495MPa
D/W(格納容器)圧力  0.475MPa

とすでに21時34分(おそらく21時20分)には格納容器圧力 上限圧力を越えています。

2、3号機の逃し安全弁を開いた時点で
(圧力容器の水を格納容器に移すことになり新しい水が入らなければ燃料の温度は上がることになる。おそらくトレンドして新たな水は入らず燃料の温度が上がったと思う)

メルトダウンやメルトスルーが起きたほうがましと覚悟したのかもしれません。
メルトダウンなどで、とにかく水の中に核燃料を落とせば、非凝縮性ガスの発生は抑えられるからです。・・・・


東電の後出し資料など信用できないものです。
1、2、3号機とも、まともにベントできなかったorしなかったと思います。

**************
69報 発信時刻 3月15日03時57分
3時00分現在の運転状況
2号機のD/W(格納容器)圧力は設計上の最高使用圧力より低い値に
戻った(戻っていません)が原子炉水位はまだ回復していない状況
プラント関連パラメータ 3月1日 03:00現在
1号機
消火系ラインを用いた海水注入中
原子炉(圧力容器)圧力  0.061MPa(A) 0.223MPa(B) (3:00現在)
D/W(格納容器)ー S/C(圧力抑制室)ー
2号機
消火系ラインを用いた海水注入中
原子炉(圧力容器)圧力  0.653MPa (3:00現在)
D/W(格納容器)0.75MPa (750KPa) S/C(圧力抑制室)0.33MPa (3:00現在)
D/W(格納容器)最高使用圧力427KPaとなっています。?
D/W(格納容器)圧力は最高使用圧力を越えているように思えますが?・・・
3号機
消火系ラインを用いた海水注入できるよう対応中
原子炉(圧力容器)圧力  0.242MPa(A)0.242MPa (3:00現在)
D/W(格納容器)410KPa S/C(圧力抑制室)D/S (3:00現在)
 

69報 発信時刻 3月15日04時17分 訂正1
3時00分の運転状況
2号機はD/W(格納容器)圧力が設計上の最高使用圧力を越えたことから
減圧操作および原子炉(圧力容器)内への注水操作を試みておりますが
現在もまだ減圧しきれていない状況です。
 ・・・・・

70報 発信時刻 3月15日06時37分
2号機において、6時00分~6時10分頃に大きな衝撃音がしました。作業に必要な要員を残し準備ができ次第このため対策員の避難いたします。
・原子炉水位 DS → ー2800mm              CAMA(D/W)
・原子炉(圧力容器)圧力 0.614MPa→不明   61.6→不明  (格納容器の放射能のようです)
・D/W(格納容器)圧力 0.73MPa→0.73MPa  CAMA(S/P)
・S/P(圧力抑制室)圧力 0.27MPa→不明    489→不明 (圧力抑制室の放射能のようです)

70報 発信時刻 3月15日06時37分 訂正1
FAXログ 07時42分
2号機において、6時00分~6時10分頃に大きな衝撃音がしました。準備ができ次第念のため対策本部を福島第二へ移すこととし避難いたします。 

・・・・・。

71報 発信時刻 3月15日06時37分 07時00分
先ほどの避難については念のため監視作業に必要な要員を除き
一次?避することに内容を訂正いたします


72報 発信時刻 3月15日07時00分
6時50分に正門付近の??測定を行ったところ
500μSv/hを越えていることが確認されたことから6時51分に
15条報告事象と判断いたしました。
(6:50現在の値 583.7μSv/h)

73報 発信時刻 無し
FAXログ.不明
4号機において原子炉建屋5階屋根付近に損傷を発見しました.また3号機において
原子炉建屋上部に蒸気が?ているのを確認しました

74報 発信時刻 無し
FAXログ.不明
4号機原子炉建屋に損傷が確認され 又 正門付近の放射線量が500μSv/hを越えていることから
8時11分に15条報告事象と判断しました。(火災爆発等による放射性物質異常放出)

75報 発信時刻 3月15日09時18分 
2号機原子炉建屋5階付近より白い煙(湯気らしきもの)を当社社員が8時25分に確認した。

76報 発信時刻 3月15日09時56分
4号機原子炉建屋3階北西???付近より火災が発生していつことを9時38分?????
たことから消防へ連絡致します

77報 発信時刻 3月15日09時56分
2号機R/B(原子炉建屋)建家に白い煙の量が多くなって着ている(9”40’頃確認)

78報 発信時刻 無し
FAXログ 無し
先に76報でご連絡した4号機火災の件に???原子炉建屋4階北西には原子炉再循環電動駆動装置(???)が設置されております。
現在米軍及び自衛隊による消火活動が行われる予定です。(asahi.com 参照)

なにが言いたいのかわかりません
「原子炉再循環電動駆動装置」については(多分これでよいと思いますが・・・)
 


19891000 原子力安全年報 平成元年版 1_2_1 原子炉再循環系 参照




説明では
「原子炉再循環系により原子炉冷却材を強制的に循環させて炉心の冷却を行う。」
とあります。


これが壊れると原子炉の冷温停止状態が保てないし、最悪、冷却材の水が外に漏れ出すかも?



ところで、起動時には水素が注入されます。
原子炉再循環電動駆動装置と水素注入装置の
2つの装置の同じような循環にみえます。

2つの装置の関係はよく分かりませんが、恐らくは同じようなところにあったと思います。

また、本当に米軍さんが消火活動をしたのか疑問です。
軍人さんが無鉄砲に爆発や高放斜能のある可能性のあるところに飛び込むとは思えません。



79報 発信時刻 3月15日11時45分
先に連絡した4号機原子炉建屋火災について当社社員が現場確認したところ
自然に火が消えていることことを確認しました。(11時頃)
(今後 注意深く監視します)
間違えなら謝罪しますが、爆発(火災?)あとの写真(省略)を見ると消火のために米軍さんや自衛隊の方が入ったとは思えません。

80報 発信時刻 3月15日16時22分
15時30分現在のプラント状況
・1号機 炉心損傷割合 43%→70%に変化
・2号機   //      14%→33%に変化

・16時現在? 正門の測定結果が 500μSv/hを超過したことから
15条通報事象に相当すると判断した

80報 発信時刻 3月15日16時22分 訂正1
FAXログ 4月27日(水)12時01分
15時30分現在のプラント状況
・1号機 炉心損傷割合 43%→70 55%に変化
・2号機   //      14%→33 35%に変化

・16時現在? 正門の測定結果が 500μSv/hを超過したことから
15条通報事象に相当すると判断した

81報 発信時刻 3月15日21時56分
FAXログ3月16日0時14分
プラント関連パラメータ 3月15日21時05分 21:05現在
1号機
消火系ラインを用いた海水注入中
原子炉(圧力容器)圧力  0.169MPa (18:43現在)
D/W(格納容器)検出器不調 S/C(圧力抑制室) 検出器不調
2号機
消火系ラインを用いた海水注入中
原子炉(圧力容器)圧力  0.099MPa (18:43現在)
D/W(格納容器)0.25MPa  S/C(圧力抑制室)D/S (18:43現在)
3号機
消火系ラインを用いた海水注入できるよう対応中
原子炉(圧力容器)圧力  0.17MPa(A)0.18MPa (21:05現在)
D/W(格納容器)335KPa S/C(圧力抑制室)D/S (21:05現在) 


82報 発信時刻 3月15日23時20分
3/15 23時の測定にて 正門付近で500μSv/hを越える
線量を測定したことから23時5分に「敷地境界放射線量異常上昇に該当すると判断した。
(正門付近 4548μSv/h)

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