メモ16で
「東京電力」、「経済産業省」、「原子力安全・保安院」は
「水素・酸素注入設備」の存在を隠していることを説明しました。
「水素・酸素注入設備」は圧力容器につながっています。
「東京電力」、「経済産業省」、「原子力安全・保安院」はグルです。
2011年6月5日夜、NHKで放送された番組は「東京電力」「経済産業省」「原子力安全・保安院」を中心にした、彼らに都合のよい内容でした。
NHKが無視した重要ポイントについて2点指摘おきます。
1. 1号機で海水注入されていたとき、東京電力本社が「海水注入中止」を指示している事実。
2. メルトダウンした原因の「非常用復水器」や「原子炉隔離時冷却系」の故障。
1.2についてNHKの番組では全く触れられていませんでした。
海水注入中止の指示など、常識的に考えられないことです。
「海水注入中止指示」は殺人未遂です。
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実は圧力容器につながるパイプの破損事故が多発していそうです。
計器類はパイブ内の「高放射能水」と直接触しているものが多いはずです。
パイブは絶対に壊れてはいけないものです。
当然、計器類も壊れてはいけなく安全対策がなされていなければならないものです。
このパイプ事故について
ブログ
環境と原子力の話
浜岡原発事故の警鐘
http://homepage3.nifty.com/ksueda/hamaoka.html
から引用します。
引用開始
東京電力や東北電力でも水素燃焼事故
東京電力は、2003年8月21日、「中部電力浜岡原発で起きた水素爆発による配管破断事故と同じ現象が過去にあったはずだ」との告発文書に基づき社内調査した結果、「水素の燃焼が否定できない例がある」と発表した。福島第一、福島第二、柏崎刈羽の3原発で1993~1997年の間に発生した8件の事故である。詳細は東電発表
「爆発と呼べるものではなく、配管の破断には至っていない」としていて、国への報告義務もないから公表していなかったとしているが、これが公表され対策が行われていれば浜岡の事故は防止できていたかもしれない。
さらに、東北電力も、女川原発で1996年と1998年に女川原発で2件の同様の事故が発生していたと、8月25日に発表した。
引用終わり
この事故について東京電力は次の文書をだしています。
「告発文書に係る事案の概要及び当社の判断について」
「各 事 案 の 概 要 (要 約)」
「各事案の概要について(PDF 220KB)」
東北電力も文書をだしています。
「東京電力(株)の公表事象に関する当社の確認結果について」
「各事案の概要について」
「用語解説」
「プラント全体概略図」
です。
「水素・酸素注入設備」と東京電力及び東北電力の「(参考)プラント全体概略図」を比較してみましょう。
水素・酸素注入設備
(「水素・酸素注入設備」の出所はメモ16を参照.バックアップ酸素ボンベを取り付けた後テストもしていないことがわかります。いい加減な設置作業です。)
ピンクに着色したのが水素、黄色が酸素です。
これは、圧力容器に弁などの操作で入り込んだ酸素を除去するものです。
圧力容器に水素を送り、酸素と反応させます。
水素は過剰に送られますから、圧力容器の外で酸素と反応させ(燃やして)外に捨てます。
高濃度の放射性物質(プルトニュウム等)をどのように処理をしているかはこの図からはわかりません。
次に東京電力の「(参考)プラント全体概略図」を見ます。
東京電力の(参考)プラント全体概略図
(この図は「各事案の概要について(PDF 220KB)」の最後にあります)
もやもやしているところがトラブルが起こった所のようです。
圧力容器に関係した所がトラブルを起こしている非常に危険なトラブル?(事故)だと思います。
次に東北電力の「(参考)プラント全体概略図」をみます。
東北電力の(参考)プラント全体概略図
(この図は「プラント全体概略図」)です。
やはり、圧力容器にからんだトラブル?(事故)だと思います。
東北電力の用語解説をみると
**************
○水素燃焼
原子炉で水が放射線分解されることにより水素と酸素が発生するため,蓄積
した水素が何らかの理由により着火する可能性がある。なお,蓄積した水素
の着火メカニズムは,現在未解明である。
**************
とありました。
今回の水素爆発で、こんな解説ありましたか?
圧力容器に水素を送り込んで、圧力容器の外には高圧酸素があります・・・
「水素・酸素注入設備」のことは、「東京電力」「経済産業省」「原子力安全・保安院」こいつらは知っているのですが・・・
しかし、「水素・酸素注入設備」はたいして役にたたないような気がするのですが・
・・・アメリカ機械学会の規格にあるのかなあ?
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