2012年2月5日日曜日

南極の地上データと高層データ 気温の変化

私は奇妙な気温の上昇を体験したことがあります。
小雨が降る中、雲の切れ間から日が射したとたん気温が上がり露点が下がりました。
日が射しても小雨が降っている状態ですから地表面の温度が上がる訳はありません。
「空気が可視光を吸収する?」「露点(水蒸気圧)が下がるのは何故?」・・・・
「何故だかわからないが、エネルギー保存則は満たしているのだろう。大気中での蒸気の減少は水蒸気が液体の水になった。水になった分の潜熱が気温を上げたのだろう。」
と、真偽は分かりませんが…納得して
「ずいぶん変わった事が起こるものだ」
と思ったのを記憶しています。

筑波山のデータをみると大気の温度変化は大気や地表を冷やす要素などが複雑に絡み合っていることがわかりました。

日照によってすぐに大気が暖まるわけではありませんでした。


そして、南極のデータをみていると大気潮汐が日射より大気が暖まり軽くなって起こるとの考えは正しくないと思うようになりました。
赤外線で大気が暖まるなど第2法則に反しますので論外です。
大気が赤外線を吸収しても、大気を暖めるほどの赤外線量はもともと存在していません。

今回は南極の高層資料で気温を中心に気圧の関係をみていきます。

昭和基地のデータは気象庁のホームページから得ました
地上データ 1990~2010年 (毎時の記録が揃ったデータ)
高層データ 1989~2010

筑波山のデータは「筑波山気象・水文観測プロジェクト」からダウンロードしました。
筑波山気象・水文観測プロジェクトのホームページ
データがダウンロードできるページ
機器構成


1.南極昭和基地の気温と気圧
1-1地上気温と気圧
高層データをみる前に、地上の気温と気圧の関係を筑波山のデータで復習しておきます。
不思議な気温の三角形は、筑波山では2月と8月、昭和基地では1月に観測されました。
昭和基地と近いのは筑波山の2月だと思われますので比べてみましょう。
下のグラフは2月筑波山の気温、地表温(地表)、地中温(地温)の時刻別の平均値です。

地表の温度は昼過ぎから下がり始めますが、c領域の時間帯は地表が空気を暖め気温が上がります。
細かいことを気にしなければ最高気温は地表温と気温が交差する時間と考えてよいと思います。
気温と気圧を比べてみます。



気温のピ-クと気圧の低極の出現時間が少しずれているのが気になりますが・・
作業仮説として、気圧のへこみは気温が上がったため膨張し、水平方向へ空気が流出したためと考えてよさそうです。

一方、昭和基地の1月は


南極の大気潮汐は地上気温と全く関係がなさそうですので、上空の大気潮汐がそのまま表れたと思われます。
日本のように、日射により1500m程度まで等温位になることは南極では無いと考えてよいと思います。(後出の昭和基地12Zの温位エマグラム参照、12Zは南極では15時にあたります)
大気潮汐は、日照(可視光)を吸収して暖まり起こっているとの考え方がありますので日照も確認しておきます。


俗説的に12~15時の間に低極がでるとすると、日照と大気潮汐は直接関係がないように思えます。
(俗説的とは、日照により地表はエネルギーを24時間得ているのに何故気温が上がり続けることがなく日変化がおこるのか?答えられないからです。)

しかし、日照と直接に関係がなくとも、大気潮汐のエネルギー源は間接的に日照と考えてよいでしょう。
筑波山の気温も日照とは直接に関係ありませんが、地表や地温を通して間接的な影響を受けているのは明らかです。
また、日変化を起こす地表面を冷やす「何か」の影響も受けています。(筑波山シリーズ参照)


すると気圧もこの「何か」の影響を受けているかもしれません。

昭和の高層資料で気温と気圧の関係を調べてみましょう。
1-2昭和基地の気温高層資料
昭和基地ではグリニッジ時+3時間で生活しています。高層観測はグリニッジ時の0時(00Z)と12時(12Z)に世界中で同時に観測されます。
00,12zは昭和基地では3時、15時にあたります。ここでは日照の影響が比較的少ないので、00zのデータを中心にみることにします。
1-2-1気温
気温データをみる前に南極の日照が最大になるのは12月で6月は日照がありません。また、日本の日照が最大になるのは6月ですが、夏が8月になるのは気団が入れ替わり太平洋高気圧に覆われるためであることに注意しておきましょう。
私は南極について、何も知りませんが気団の入れ替わりがあるとは考えにくいと思います。
南極の月別の平均気温を確認します。

昭和基地の地上月平均気温は1月が一番高く、8月が低くなるようです。
標高は18.4mのようですから、海面から約20mの温度を観測しています。

月別高層の気温を見ましょう。
高層資料は高度50m200m単位でまるめました。
大雑把に200m毎の平均気温ですが、0mの温度は標高100mの温度に近いと思います。
100m程度の誤差は含んでいると言うことです。

1)1~4

私はこれほどの高さまでプロットするのは初めてです。
対流圏界面とはなにかよく分かりませんが、対流圏の上と考え常識をたよりにします。

1~4月は対流圏と対流圏界面の間で逆転層が形成され、対流圏の最低気温は標高8600~9000mで出現しています。

しかし、対流圏界面の動きはかなりダイナミックですね。


地上から逆転層までの気温は直線的に下がっています。
この気温減率を計算してみました。
    気温減率
1月 -0.563 ℃/100
2月 -0.565 ℃/100
3月 -0.538 ℃/100
4月 -0.537 ℃/100
 となりました。

気温減率の最大と最小の差は003/100m程度ですから、100mの平均気温から標高8000mの温度の平均を予想しても2.4℃程度の誤差しか生じないはずです。



1 00,12z(現地時間3,15時)の温位エマグラムをみると温位も直線的上空に向かって上がっています。
1月ですから00Zでも 日照があります。
日照があるにもかかわらず、地表付近で等温位になることはなく、超安定な大気で日射のエネルギーは見かけ上大気に供給されていません。
地上の気温が上空の気温に影響を与えているとは考えられません。
逆に、気温減率は安定(直線的)していますので上空の気温が地上の温度に影響していると考えられます。
地上の気温は逆転層の温度と高さによってきまると考えてもよさそうです。

また、00zは日照があるにもかかわらず、200m程度の冷気が溜まり、12zでも全く等温位層が上空に広がりません。
これでは、長野県や山梨県によくできる熱的低気圧は南極ではできません。

やはり、南極の大気潮汐は上空の気圧変動とみるべきだと思います。

2)5~8


6月は日照がなくなる月です。1月から日照が弱まると対流圏と対流圏界面の境界が10000m辺りから25000mに移り、8月には境界が20000m辺りまで降りてくると考えてよいのでしょうか?
点線は乾燥断熱減率の傾きを表しています。
6月の極夜からさらに冷える89月へ向かって乾燥断熱減率を示す領域が出現します。

68月を比べてみましょう。

黄色く着色した領域は温度減率が乾燥断熱減率に近く興味深い領域です。
理想気体に近く風向・風速が揃っているかもしれません。
余計な事ですが、関東で日中に地上から800m程度が等温位(等エントロピー)になると、上空800mの強風が地上でも吹くのはよく経験するところです。(現場では「混合対流が起きて、上空の風が降りてくる」と教えられました。訳の分からない理屈なので経験則と理解していました。)
ひょっとすると強風帯に対応しているかもしれませんが、風のデータはダウンロードしていませんのでわかりません。
また、高度2300mでは68月の気温が逆転しています。
月別の現地気圧を確認しておきましょう。



現地気圧は気温の高い6月が高く、気温の低い8月が低くなっています。
ちなみに0mと23000mの気圧差は
6月  963.6hPa
8月  960.0hPa
でした。・・・???
細かい事は省略しますがこのことは6月の空気のほうが暖かいのに1㎥あたりの質量が大きく、重くなっていることになります。

観測誤差??でしょうか?
今のところ根拠はありませんが、観測誤差ではなく観測事実だと思います。
このことは高さ毎の気圧について調べれば判断できると思います。
調べるのは次回にし、ここでは観測事実として進めます。


大気潮汐の考え方は、上空の大気が可視光を吸収し暖まり軽くなって潮汐が起こるとしたものでした。
しかし、現実の南極大気は温度が高いからと言っても軽いとは限らないと言うことで、空気の質量密度を変えるのは温度以外にも存在すると考えるべきだと思います。

3)9~12


日照が増えるステージで17000以上の空気の昇温が顕著で極値の高度は降りてくるように見えます。日照が最大になる12月に何かが壊れて10000m付近で逆転層が形成され、その後4月にかけ8800m付近まで降りてくるように思えます。
8月から昇温するステージを比べてみます。



8から10月にかけては20000m付近から上で気温の上昇が顕著で、10から12月は10000~23000m付近の空気の気温上昇が顕著です。
12月は日照が最大になる月です。
15000mで温度の飛びがありますが、本当か?と疑いたくなります。
何かのシステムが壊れたイメージです。
その前兆は8月は25000m、10月は20000m付近に現れているのかもしれません。


*********
長くなりましたので、高層資料による気圧は別にします。
本当に温かい空気の質量密度が大きい(重い)のかが分かるかもしれません。


雲取山避難小屋





2012年1月28日土曜日

南極―昭和基地-に現れた大気潮汐

1.昭和基地の大気潮汐
データは気象庁のホームページから得ました。
期間は毎時データがそろう1992~2011年を使いました。
下のグラフは時間ごとの現地気圧を平均したものです。
振幅は0.1hPaと振幅が小さいですが綺麗な2周波です。


不思議なのは気圧が低くなるのは719時です。
日照が弱い時間帯です。下のグラフは時間別の日照時間の合計です。



南極の大気潮汐は大気が可視光を吸収して暖まり気圧が下がると考えると矛盾が生じてしまいます。

月別の各気象要素の日変化をみましょう。

2.月別 日変化
2.1日照




南極が1日中夜になるのは6月で日照が多いのは12月です。

2.2気温


日本の夏や冬が日照時間と合わないのは、夏に太平洋高気圧に覆われるように気団が入れ替わるためです。
南極について何も知りませんが・・ただ、気団の入れ替わりなど考えにくいと思います。
この立場で考えると、本来は6月が過ぎて地表を暖める日照があるのに気温が下がり続ける。
筑波山の地表面の変化を見れば、放射冷却など無いのは明らかですが、放射冷却で冷えると仮定すると、日照があるのに冷えるので仮定と矛盾します。
南極のデータも放射冷却について否定的なようです。
日変化は日照無い6月はほとんど温度の変化はありませんが、もっとも気温の下がる89月はわずかですが日照による変化があると考えられます。



2.3気圧
次のグラフは月別の気圧の平均値です。

気象庁の平年値と少し違いますが、統計期間や処理の違いによるものです。
直感的に奇妙な形だと思います。
日照が無くなる6月に一番気圧が高くなるのはよいのですが・・・
興味深いのは、日照や気温の値が大になる121月も気圧が高くなることです。

気団の入れ替わりがあるのでしょうか?考えにくいです・・・・
少し細かく毎日の平均をとってみます。




何かの傾向はありそうもありません。気団の入れ替わりはないと考えるべきなのでしょう。
すると、月別の現地気圧も偶然なのでしょうか?

15日の移動平均にしてみましょう。

横軸のスケールですが・・例えば3315日付近と理解して下さい。
これをどう解釈するのか?月別の平均値に近づいてはいますが・・
残念ながら私では力不足です。
あの綺麗な日変化がでてくるのが不思議な感じがします。



3.大気潮汐再考
3.1富士山上空の大気潮汐
ところで大気潮汐は富士山より高い高度でのできごとのようです。
以下のグラフは富士山と河口湖の時別の年平均値です。

明け方の全振幅は1hPa程度ですから、上空の大気潮汐の振幅は0.5hPa程度と考えられます。
南極の潮汐は綺麗な12時間周期でした。
上空の大気潮汐の周期は12時間周期かもしれません。
そのために午後の振幅が小さくなってしまっているかもしれません。
フーリエが得意な方は計算できるのかな?私はできません。


次のグラフは河口湖と富士山の差をとったものです。

ご覧ように、明け方の河口湖と富士山の気圧差はほとんどなくむしろ上がっています。
明け方の気圧低下は富士山上空の潮汐が原因です。
すると、富士山より高い大気の大気潮汐の振幅は0.5hPaで南極の約5倍程度と考えられます。

3.2南極昭和基地に現れた大気潮汐
南極の潮汐は振幅の大きさも同じであり気圧の低極も日照が弱い時に出ることから南極の気圧変化も大気潮汐を表していると思いますが…決定的なことは言えません。
(別のメカニズム?私は大気潮汐自体メカニズムがよくわからないのが本音 ・・;)
ただ、南極の大気潮汐は大気が可視光を吸収して暖まり、軽くなる結果において潮汐が起こると考えるのは少し無理ではなかと思います。

1、2月は夕方のへこみが顕著ですが4月になると朝のへこみが顕著になってきます。

5月は潮汐自体が不明瞭ですが、朝のへこみはあるようです。8月にかけて夕方のへこみがしっかりしてきているように思えます。

12月にかけ夕方にかけへこみがしっかりします。
やはり、大気が可視光を吸収し、空気が軽くなって潮汐が起こると考えるのはおかしいとは思いますが、潮汐の原因は消去方でやはり太陽光=可視光だと思います。

(地上からの赤外線を吸収するのは事実でしょうが、赤外線量は空気暖めるほど存在していません。ステファン・ボルツマンの法則と放射冷却 参照)

612月を中心に考えると、日照がなくなる6月に向かって朝のへこみがしっかりし、一日中日照のある12月に夕方のへこみがしっかりしています。

何故、こうした事が起こるのか?
私には当然わかりません。
しかし、大気潮汐が大気が可視光を吸収し、軽くなって起こる式の説明はやはり朝夕の2周波を説明できないと考えたほうがよさそうです。
少なくとも南極では・・




・・・・
政府はどうしても、原子力事故は地震や津波のためとしたいようです。


現実は

・動くべき非常用復水器(設計ミス)や原子炉隔離時冷却系がまともに動かなかったこと
・まともにベントもできなかったこと
さらには、
・1号機の非常用復水器が動いていないことも分からないなどシステムを知らなかったこと

がメルトダウンやメルトスルーを起こしたのだと思います。

安全対策ってなんでしょう?計算でない事は確かだと思います。

2012年1月13日金曜日

筑波山の4つの温度 南極データをみるための再考

筑波山の4つの温度 南極データをみるための再考

大気を温めるシステムは、まず太陽光が地表を温めます。
次に地表が地表付近の空気を温め上昇させて大気を温めるはずなのですが・・
南極昭和基地のデータを見ると、何が起きているのか考えさせられます。

昭和基地では地上観測と高層観測を行っています。
1日中太陽が出ているはずの1月のデータは、大気の上昇が不思議な結果になっていました。
突飛な考え方ですが、南極は地表を冷却する力が非常に強いのではないか?
と思うようになりました。
考え方を整理するために、ここでは筑波山の気温、地表温、地温について再整理したいと思います。

1.昭和基地の高層観測結果
まずどんな所なのか確認しておいて下さい。

ペンギンさんの南極情報
によるとグリニッジ標準時間(GMT)+3時間で生活しているそうです。
高層観測はグリニッジ標準時間の0時と12時に観測されます。
南極では現地時間3時と15時、日本では9時と21時に高層観測をします。

データからは、南極の地表面が大気を暖めていないように思えます。
下のグラフは3時の観測結果による温位エマグラムと湿球温度等です。
データは1989~2010年のデータを平均したもの

下の2つのグラフは下層の温位エマグラムと気温・湿球温度・露点温度です。
湿球温度については「温位エマグラムと湿球温度」を参照してください。

温位エマグラムから地上から200メートル位まで冷気が溜っまていることが分かります。また、等湿球温度になっており、露点温度が地表100メートルで急に高くなっています。


3時と言っても南極の1月は夏で太陽が1日中見られる季節のようです。
次のグラフは1990~2011年に観測された1月の時別の日照時間の合計です。

南極の3時は昼間の半分弱の日照があるようです。


原因はわかりませんが・・
筑波山筑波山の4つ目の温度 湿球温度では昼過ぎから地表温度が下がり始めますので、日照があっても地表付近に冷気が溜まっても不思議ではありません。

問題は15時の高層観測です。


15時はほぼ日照のピークです。
高度は50メートルで丸めてありますから高さ0メートルのデータは0~25メートルの値となります。
予報官が最高気温を予想する場合、経験的に1500メートルほど等温位になるとして大雑把なイメージを作っていました。
南極でも確かに50~200メートルほど等温位になりますが・・・
地表付近の温位(≒温度)は50メートル上の空気より1kほど高くなっています。
明らかに上昇流ができていなければなりません。
しかも日照がでてから十分な時間がたっていますから、本来は50メートル上空からではなく地表から等温位になっていなければならないはずです。


不思議な現象です。

私は、地表は日照を吸収して大気を暖めるが一方で大気のほうも下層の空気を冷却する能力が非常に強くその結果が15時の観測結果になっているのではないか?
と思うようになりました。
理由はこのブログの筑波山シリーズをご覧ください。


温度の度数分布をみると

あの筑波山でも見られた不思議な三角形が出現しました。


筑波山の不思議な三角形についてもう少し整理しておいたほうがよさそうです。

2.筑波山の気温・地表温・地温再考
筑波山の観測結果で特徴的だったのは28月でした。
南極の1月がどちらのタイプあるいは別のタイプかわかりませんが・・
まず、筑波山2月の気温・地表温・地温の度数分布をみてみましょう。

観測回数(1時間に南極1回、筑波山6回)や期間の違いはありますが南極のほうがシャープです。
単純に同じ原因で不思議な三角形になると考えるのは危険そうですが・・;。


2月の三角形は地温が0度であることが原因なのは明らかです。
地表温は0度以上は温度が上がるにつれて指数関数的ぎみに出現回数が減ります。
本来、地温が地表に影響を与えるとは考えにくいのですが、
データからは地温が地表温に影響を与え、地表が気温に影響を与え不思議な三角形が出来上がると想像されます。
時系列をみてみましょう。

地表温が何故下がるのか?はさておいて、常識的にはエネルギーを受け取る「地表温」が気温や地温に影響を与えると考えるべきでしょう。

A領域は地表が「地温」を冷却していると考えられます。
「地温」が0~9時の間0℃なのは地中の0℃の水がしだいに凍っていると考えるべきだと思います。


B領域をみると1時頃から「地温」が下がりはじめます。
地表温が高いのに「地温」が下がるのはちょっと不思議ですが、
「1センチより深い地温」の影響を受け始めるのだと思います。
地中は地表の影響を受けにくいけれども全く影響がないわけではないようです。
何日もかけて「1センチより深い地温」はじわじわと0度となりこのころ(2月)は日変化ほとんどないと考えられます。
「1センチより深い地温」が冷やしていると考えられます。

C領域は地表が1.5メートル上の気温を上げています。

D領域の気温のピークは地表温より高いのは地表温が気温を上げるのに若干の時間がかかるためか、観測場所の若干の違いによるのかもしれません。

2月の地温が0度で水分が凍ったり溶けたりするために気温の三角形ができると思われます。
不思議な三角形は地温の影響が大きそうです。

不思議な三角形は8月にも現れました。
その形は1月よりはるかにシャープでした。
どうしてこうなるのか?ちょっと想像できなかったのですが・・


気温と地表温のピークの温度と出現回数はほぼ同じですので、気温は地表温の影響を強く受けていると思われます。


問題は地表が何故このような三角形を形造るのか?です。

気温や地表と比べ地温の三角形がややシャープでピークの温度も1~2℃高くなっています。
地温は地表温に影響を与えていると考えるべきかもしれません。
日変化をみて見ます。

A領域は地表面が地温を暖めています。

C領域での地温のピ-クは地表温より高く見えます?若干の時間差があるのか?それともピークが若干の時間続くと考えるべきか微妙なところかもしれません。
観測場所の若干の違いによるものかもしれません。

B領域の地温の上昇はなんでしょう?
地表は地温より低いので地表が暖めているはずがありません。
これも、1センチより深い地中が地温を暖めていると考えるべきと思います。
すると、夏じわじわと暖められた1センチより深い地温は23.1℃かそれより高いと思われます。


D領域は地表が気温を暖めています。

E領域はどうでしょう?
地表温が気温より高い領域にも関わらず気温が下がっています。
地表が気温を下げているわけがありません。
何が気温を下げるのか?
地表を冷却する「何者か」が気温も冷却すると考えるべきだと思います。
私は、目に見えない雲粒が落下してきて気温や地表を下げると想像しています。
雲粒がオーブのような大きさなら、その温度は湿球温度になると考えられます。偶然ですが湿球温度の日変化を調べると。

8月の地表温は夕方~明け方にかけて湿球温度に落ち着きました。



2月の地表温は湿球温度より低くなりますが、地表温と湿球温度の相関係数は夕方から明け方にかけ0.9以上になりました。

地表や気温を冷やす雲粒の大きさが小さいためと私は考えました。


2月や8月から離れると三角形の形は崩れてしまいます。
2月は冬型の気圧配置で西高東低、関東は高気圧圏内の晴れベース、8月は雷雨はあるものの太平洋高気圧に覆われ晴れベース。
ともに比較的に安定した気候のためかもしれません。


私の想像が適切なものか分かりませんが、一つの手掛かりになるのではないかと思います。
説明がつかない現象があれば考え直せばよいとおもいます。
南極のデータを整理するには時間が必要かもしれません。

******************************
筑波山のデータは

データは「筑波山気象・水文観測プロジェクト」からダウンロードしました。
筑波山気象・水文観測プロジェクトのホームページ
http://mtsukuba.suiri.tsukuba.ac.jp/
データがダウンロードできるページ
http://mtsukuba.suiri.tsukuba.ac.jp/sub6.html

機器構成
http://www.weather.co.jp/mtTsukuba/drawing/mtTsukuba_gif_2.gif

気温は地表から 1.5メートル
地表温は地表
地温は地表から マイナス1センチ
の温度です。


昭和基地のデータは
気象庁のホームページからダウンロードしました。



気象学者は実際の現象をよく調べもしないで、いい加減に放射冷却とか温室効果とかの言葉を乱用してきました。
しばらくはこうした状況は続くのでしょう。
しかし、第2法則やステファン・ボルツマンの法則の物理的意味をしっかり教えられるようになればこうした言葉はなくなるはずなのですが・・・・


放射冷却について説明すべきは気象学者であり、気象庁であることは当然です。
ステファン・ボルツマンの法則は放射冷却の根拠にはなりません。


昭和基地では
雨量の観測は行っていないようです。冷たい雪を溶かすのにお金がかかるのだと思います。