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以下は冒頭部分です。
3号機は原子炉隔離時冷却系RCICが止まり、再起動できなくなりました。(原因不明)
原子炉圧力が上がり、高圧注水系が立ち上がりました。
高圧注水系は
原子炉圧力容器と格納容器との圧力差で
動作するのですが、その圧力差がなくなり自動停止しました。
すぐに消火系ポンプで冷やそうとしたのですが間に合いませんでした。
中間報告は、
作業員が勝手に高圧注水系を止め、手際の悪さと逃がし安全弁が開かない不幸が重なり、原子炉圧力容器に注水できなかったとしています。
作業員が高圧注水系を止める計画を立て、勝手に止めるでしょうか?
しかも、
止めることを報告もせず
相談されて止めることを知った者も報告せず
止めた後に、班長に報告し
班長は「手動停止か?自動停止か?」も確かめず、
東電本店に「手動停止か?自動停止か?」と問われ、
班長は「手動停止」を「自動停止」と聞き間違え、
班長は何十人もいる中でマイクを通して
「自動停止」
と所長や東電本店に報告したそうです。
とても信じられません。事故隠しのように思えます。
ここでは、高圧注水系は自動停止したと仮定します。
今回はベント作業がメインです。
2号機の注水作業は省略します。
中間報告は時系列がわかりにくくなっています。
ベント作業の簡単な時系列は
①3月13日04時50分 圧力抑制室のベント弁大弁の開操作失敗
② 05時23分 圧縮空気が無いため、ボンベ交換が必要と判断
③ 時間不明 ボンベ交換
④ 08時41分 大弁が開き確認へ
⑥ 09時08分 逃がし安全弁による原子炉圧力の急速減圧
⑦ 09時24分 ベント実施されたと判断
⑧ 11時17分 ボンベの空気がなくなり大弁が閉じる
⑨ 12時30分 ボンベ交換・大弁開
⑩ 時間不明 大弁を開いた状態でロックしようとするが失敗
ベントは格納容器を守るものなので、1度ベントすればしばらく時間的な余裕ができます。・・
⑪3月14日06時10分 小弁を開ける・・その後も数回繰り返す。
爆発は14日11時01分でした。
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