「8.馬鹿げた3号機注水判断 メルトダウンの原因?」は
今回は、3号機への注水の様子です。
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以下はその冒頭部分です。
今回は、3号機への注水の様子です。
消防ポンプで注水するには、原子炉圧力容器の圧力を下げる必要があります。
それには、逃がし安全弁を操作するのですが
「直流電源」=「バッテリー」
が必要でした。
ベント作業は、格納容器を守る為に必要なのですが、
逃がし安全弁による急速減圧は
メルトダウンを防ぐ
注水作業をするのに必要な作業でした。
ところで
中間報告は時系列が分かりにくくなっています。
初めに経緯を少し整理します。
「P176
13日3 時55 分頃
吉田所長は、3 号機のHPCI が停止したとの報告を受け、・・略・・逆洗弁ピット内の海水を3 号機原子炉に注水するラインを構成するとともに、SR 弁の開操作に必要なバッテリーを調達するように指示した。」
そして
「P179
13日7 時44 分頃
バッテリー・・略・・を直列に接続してSR 弁制御盤につなぎ込み、同制御盤の操作スイッチ・レバーによりSR 弁を遠隔手動で開操作できるようにした。」
後は海水でも淡水でも注水ラインができれば注水できるのですが
海水による注水ラインは
「P180
この頃、3 号機原子炉に注水するラインは完成していた。」
この頃とは13日早朝のことです。
バッテリーより早く注水ラインは完成していたことになりますから
3月13日7時44分頃
には減圧作業ができたはずでした。
減圧作業をしたのは
「P181
3 月13 日9 時8 分頃、・・省略・・3号機の原子炉の急速減圧を実施した。」
でした。
中間報告ではメルトダウンが何時起きたかまだ分かりませんが、
3号機は1時間以上早く原子炉圧力容器に注水可能だったのです。
中間報告は言い訳の羅列のように見えるので、
中間報告はいい訳であると仮定します。
資料は
です。