2011年5月28日土曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ10

少し気になる点がありますので記録しておきます。
5月28日12時前、「NHK教育」のニュースでこのときの様子(写真)が写っていました。

メモ7の最後で
3月14日の第1報で3号機の圧力容器に消化用ポンプで圧力容器に注水したことが推測されました。(現在5/28他に考えようがない)


圧力容器の圧力は、当時大気圧の少なくとも15倍以上あったと考えられます。
危険はなかったのでしょうか?


今、圧力容器につながった「高放射能水で汚染」されたかもしれない「消化用ポンプの管理」はどうなっているのでしょう。

(高放射能水で汚染されたかもしれない消化用ポンプの管理が気になってUPしましたが
多分、除洗されているのでしょうからこれは早とちりだったようです(スイマセン でもこのままにしておきます))

プルトニュウムはこのとき漏れたかもしれない??
ベントしたときに漏れたと考えたほうが自然? 

3月15日
第1報

要旨
本日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生しました。その後、4号機原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認しました。

原文のママです。

第2報
要旨
9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に出火を確認しました。

第3報
要旨
午前11時頃、当社社員が現場確認をしたところ自然に火が消えていることを確認しました。

第4報(3月15日13時現在)
要旨
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談しています。

2号機 6時頃に圧力抑制室付近で異音が発生するとともに同室の圧力が低下しました。
圧力容器に海水を注入しています。
海水注入作業をしている人以外の協力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場
所などへ移動開始しました。

3号機 3月15日午前2時30分に海水の注入を再開しております。 


4号機 原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認しました。
原子炉建屋4階北西部付近において、出火
11時頃自然に火が消えていることを当社社員が確認  
***
2号機
想像ですが、
圧力抑制室に穴があいて=>「圧力抑制室の圧力が低下=放射能水が漏れた」
だから逃げ出したと思います。
誰が注水作業をして下さっているのか気になる所です。
おそらく危険な作業だから、東京電力の社員は注水作業に関わっていると思いますが・・

4号機
揚げ足をとるような疑いで申し訳ありませんが・・・
「11時頃自然に火が消えていることを当社社員が確認」
とありますが、あの状況から4階に行って火が消えていることを確認できるとは思えません。
外から見て、「消えている見たい」くらいしか確認できないと思うのですが・・人が入って確認したのでしょうか?

第5報(3月15日15時30分 現在)要旨
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談しています。

2号機 圧力容器に海水を注入しています。
圧力抑制プールの圧力が低くなったので放射能水が漏れたと考えられます。

3号機 3月15日午前2時30分に海水の注入を再開しております。  

4号機 第4報と同じ

第6報(3月15日17時 現在)
要旨
第5報と同じ


プラント関連パラメータ(PDF形式:410KB)
の主要な出来事によると
3/15
1号機 特記事項無し
2号機 
3/15 00:02 ベント開始
3/15 06:10 爆発音発生
3/15 06:20頃 サプレッションプール(圧力抑制室)損傷の可能性あり
3号機 特記事項無し
4号機 
3/15 06:14 4Fの壁が一部破損の確認
3/15 09:38 3階部分で火災(12:25鎮火)

となっていました。

報道映像的には、4号機の爆発がメインになったようですが・・・
結果からみて、4号機からの放射能漏れは小さいと思います。
・・・・
問題は、2号機から放射能水が漏れ出した可奴性が高いことです。
結果的にこの問題が後を引いています。

どうしてすんなり、

「2号機から放射能水が漏れたかもしれない」

と言うプレスになっていないのでしょうか?

この時、格納容器の圧力は大気圧より高く、また、格納容器を冷やすために圧力調整プールとはつながっていたと考えられます。

また、
爆発音がありプールの圧力が下がったので、穴があいたとする合理的な理由があります。

このときから、ピットに放射能水が漏れでることは十分予想可能(予想しなければならない)でした。

この時、
「最悪の想定(当然の想定?)」=「圧力調整プールの放射能水が漏れた」

「2号機から放射能水が漏れたかもしれない」とのプレスにしてていれば、

「2号機から放射能水が漏れたかもしれない」との想定で行動していれば

あんなにピットに高放射能水が溜まることはなかったのではとも思う。
「結果論でものを言うな」と聞こえてきそうだが、原発は「安全神話でつくられた」
のですから結果論で批判されるべきだと思います。

大雨で、ピットの水がどうなるかわからないとのニュースを聞きましたが、
工程表は雨の降ることを想定していなかったのでしょうか?


雑感
ここに書いた妄想的推論+今現在頭の中にある妄想から

事故の原因は、地震や津波は引き金であり原子力発電所のシステムはよく耐えたのではないかと思います。
(また、日本の原発はチャイナシンドロームが起こりにくいと想像します。チャイナシンドロームが起こるような状態ならチェルノブイリ式の爆発起こると思います。私はどちらかと言うと反対派ですがGATIGATIではありません)

そして
事故に至る経緯はほとんど(全く?)わからないが、切り札的な「非常用腹水器」や「原子炉隔離時冷却系」は初め曲がりなりにも動いたのは東京電力のプレスから事実です。
その後、全てが動かなくなった。
メルトダウンが起きたのです。

私の電気設備に関する知識は3相4線式(一般のコンセントなどに使われる)と3相3線式(エレべーターのような比較的大型の機械に使われる)の違いがわかる程度ですが、
そんな私でも、普段起きている(重大)事故は技術レベルの低さが原因のように思えます。

1号機の海水注入時には所長はベントさえ行っていなかったのではないかと想像します。
(ベントを行えば、おそらくチェルノブイリになる確率はずっと低くなる。)

これからふれる亊になるだろうバッテリーの枯渇で高圧注水系が止まったなど、バッテリーを要請しておいたら済んだ話です。

*平常時に起きている事故の報告書を読んでも原因がわからない、デタラメの報告書だと思う。
リレーを間違って(?)外しました(犯罪だよ)。
弁が外れていました(普段点検しとけよ)。
タービン建屋のクレーン火災の報告書の発火実験など写真をみれば点火実験です。
(自然発火する実験のはずが、溶接機で火を付けている。)

どうして、こんな報告書が国(?)の役所で通るんだ?



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