2011年5月20日金曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ5


.... メモ4の続きです 12日 14のプレスがでてます。メモ4からお読み下さい....
 メモ4で1号機のメルトダウンの理由が推測できます

第5報要旨
 「6時現在
 1号機について、非常用復水器が止まっているのはわかりますが後は意味不明です。
 現在2号機の原子炉隔離時冷却系は動いています。でも、まだメルトダウンの可能性はあります。orメルトダウンが起こった可能性があります」

 結局2、3号機の原子炉隔離時冷却系は動いています。
 2号機の原子炉隔離時冷却系が治った(?)ようです。

 1時48分に非常用復水機を「止めて」いるのでやはり壊れた(壊した?)のです。
   
第6報要旨
「ベント実施のお知らせ」
何時やるのかの情報が欲しいところですが、このプレスでは不明。
情報になってない

第7報要旨
11時現在ベント実施中」
原子炉格納容器内の圧力を降下させる操作となってますが圧力容器の圧力を降下させる作業であるベントをしてるのだと思います。
地震被害情報(第140報)(5月16日12時00分現在)及び現地モニタリング情報の

プラント関連パラメータ(PDF形式:408KB

を見るとベントは10時17分にベント開始となってます。ただ、この時ガス抜きしたかは不明。(多分ベントの準備作業開始の意味だと思います。)

2、3号もベントすると予告も行っていますが、何故ベントするのか説明もありません。
原子炉隔離時冷却系は動いていますと言いながら(非常時ながら正常動作しているのに)放射能を大気中にばら撒くなんて許される行為ではありません。
ベントをするなら、はっきり理由を開示すべきです。
常識的にはメルトダウン1が起こりそうだからです。何故この様な判断になったのかマスコミは追求すべきです。


第8報要旨
「午後1時現在
1号機についてベント作業継続中



第9報要旨
3時現在、
1号機でベントが終了しました。
2号機でベントの準備をしています。原子炉隔離時冷却系は動いています。
3号機 冷却を原子炉隔離時冷却系から高圧注水系に切り替えました。」

3号機は通常の冷却に戻したの意味で、とりあえず通常運転したと解釈しておきます。
すこしいそいでいますすみません

10要旨
「敷地境界放射線量異常上昇、3時29分頃、敷地境界の放射線量が制限値を越えた」
ベントで高放射能汚染物質をだしたので当然だと思います。
時間的に10報と11報が前後してますが、10報が事前に準備していた情報だからです。

336分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり白煙が発生しました。」
1号機での爆発映像
での解説で、ベントは1230分ころ行われたらしいとわかります。

12要旨
「午後8時現在
1号機で爆発がありました。(状態の記述なし)
2号機ベントの準備をしてます。原子炉隔離時冷却系が止まりまた。
3号機ベントの準備をしてます。高圧注水系で圧力容器を冷却してます。放射能水の漏れはない見込み。」

2号機の原子炉隔離時冷却系が止まりました。
この爆発で止まっても仕方がないものか?
いや、2号機で爆発があった分けではありません。
例えば、タービン発電機についてwikipediaにこんな記述がありました。
水素は可燃性・爆発性の気体であるが、空気や酸素などの助燃性気体が混合しなければ引火や爆発は発生せず、適切に取扱えば安全上の問題はない。冷却効果や 絶縁力の向上とともに、機内への空気の侵入を防止するため発電機内の水素圧力は大気圧の25倍に高められており、更に発電機を収める容器は万が一の爆発 による圧力にも耐えられる構造となっている。」
東京電力に確認することはいくらでもありそうです。

こうした爆発でタービンが大丈夫でも原子炉隔離時冷却系が動かなければ意味がありません。
私は、たとえ爆発が2号機であったとしても原子炉隔離時冷却系は止まってはならいと思います。
今の原子炉が耐えられなくとも、これからの原子炉は耐えられるように設計されるはずです。

3号機の冷却システムは正常に戻ったような記述ですが・・・ベントをする準備をする?
まさか、どさくさに紛れて3号機の放射性物質を出そうと考えたわけじゃないとは思いますが・・・

「午後9時現在
1号機ホウ酸入り海水を原子炉へ注入
2号機ベントの準備をしています。原子炉隔離時冷却系が止まりまた。
3号機ベントの準備をしています。高圧注水系で圧力容器を冷却しています。放射能水の漏れはない見込み。」
3号機には海水を入れて冷やす余裕があったのがわかります。3機の原子炉がおかしくなってるのに、まだこの時点で3号機を守ろうとしてます。おかしくなければベントは必要ありません。
(地域の人の生命や安全を守ろうなんて思想はないのです。企業ですから・・・避難指示が出ている場所にお年寄りが暮らす施設があったかと記憶してます)

「午後11時現在
1号機、津波の恐れがあるので、ホウ酸入り海水注入を一時中断してます。
2号機ベントの準備をしてます。原子炉隔離時冷却系は直っています。
3号機ベントの準備をしてます。高圧注水系で圧力容器を冷却してます。放射能水の漏れはない見込み。」
2号機の原子炉隔離時冷却系が直っていますが、どの程度止まったのか不明
何故止まり、何故直ったのかも不明。


2.雑感
 東電はこのようにたくさんのプレスを出しています。
 現象と行動には因果関係があるはずなのですが・・・
 どんな事があって、どうしてそんなことをしたのか?ほとんど不明です。
 5月18日、19日具体的な資料を出し始めているようにも見えますが・・・要するに言い訳資料ばかりに思えます。「津波だから仕方がなかった」ミタイナ
 
 建屋の調査にしても2号機は高温多湿であることは既にわかっていたはずです。
 その対策をなにもせずに 
 調査してあらためて「高温多湿が問題です。」ではやる気が無いと言われても仕方がないでしょう。

 こんなことは、ドライアイスでもホウリ込めばスムのではないでしょうしょうか?

 (ドライアイスの表面に氷ができます。氷の水蒸気圧は約6hPa以下で室内の水蒸気はその氷に飛び込んでくるはずです。適当な氷の厚みになったら外にだして時間をかけて処理すればよい)
 
 やる気がないなら工程表など意味がない。
 
 生命や生活をを守るなんて発想のない企業に原発事故の後処理ができるなんて政府は本当に思っているのだろうか?
 
 格納容器は機密性の高い容器です。
 格納容器の圧力が大気圧より低いことでわかります。
 そこに窒素なんかいれたらどうなるか?
 格納容器の中の圧力が上がり、その分
 「どこに開いたかわからないに穴」から「高放射線水」が外へあふれ出します。
 
 窒素は、ただ冷やせばいい(チェルノブイリでは冷却材として使われた)とう安易な考え方だと思います。
 
引用
wikipedia
 
 ソ連当局は応急措置として次の2点を実行した。
  1. 減速材として炉心内へ鉛の大量投入。
  2. 液体窒素を投入して周囲から冷却、炉心温度を低下させる。この策が功を奏したのか、一時制御不能に陥っていた炉心内の核燃料の活動も次第に落ち着き、5月6日までに大規模な放射性物質の漏出は終わったとの見解をソ連政府は発表している。
引用 終わり
  
 1、2、3号機でいえば炉心内は圧力容器で、周囲とは格納容器のことだと思います。 

 酸素の乏しく格納容器で何故爆発する。そのように説明してきたではないか。
 
 爆発を防ぐには
 窒素の分圧を高くして爆発を防ぐですが、窒素でなく水蒸気でも同じ効果があります。
 そして、格納容器の中の水蒸気圧は既に高いのです。
 初めから格納容器で水素爆発など起きません。
 いい加減なうそはもう止めてほしい。


 国が責任をもって、原子炉を安定させるべきだ。
 
 東京電力と日本が潰れます。東京電力はいいが
 日本は困る。

原子力発電所の水素爆発について メモ4

原子力発電所について簡単に振り返っておきましょう。

a原子炉
マトリョーシカのような入れ子状態で大雑把に
格納容器のなかに圧力容器、圧力容器の中に核燃料棒、核燃料棒の中に核燃料がある構造
となっています。


東京電力と報道等は原子炉格納容器と原子炉圧力容器を区別していません。
しかも「圧力容器」と言う言葉は殆ど使われていません。
「原子炉」、「原子炉格納容器」とか「格納容器」とか言って一緒にしてるので、さっぱり分からなくなってる印象があります。
私もメトルダウン即チャイナシンドロームのイメージがありました。
ベントって圧力容器の圧力を下げるのはお分かりですよね?これを格納容器の圧力を下げるって言ってるんです。
専門家の先生も面倒だから格納容器っていっていたのでしょう、しかし、先生は当たり前ですがしっかり格納容器と圧力容器の区別をつけて解説なさっていました。

b原子力発電所で想定される事故
1パイプ破損などで放射能水や放射性物質が漏れる
2メルトダウン1 2重3重の安全装置をかいくぐると、核燃料棒が溶ける
3メルトダウン2 メルトダウン1により圧力容器が壊れて、燃料が格納容器に落ちる
4チャイナシンドローム メルトダウン2により格納容器が壊れて核燃料が外にでてくる

この他にチェルノブイリのように
圧力容器の核燃料暴走による爆発(水蒸気爆発)
高放射性物質の広域への飛散
があります。

c現状
1号機でメルトダウン1(+圧力容器へのパイプ破損の可能性が高い・・と言うより破損)
2号機でメルトダウン2(+格納容器にある圧力調整プール破損)
3号機でメルトダウン2(+爆発で使用済核燃料格納プールがどうなってるかわからない)
4号機 冷温停止 懸念材料あり
爆発は起きたが多分大丈夫?むき出しプールに雷でも落ちたら?
まあ、東電さんは専門家だから・・
5号機 冷温停止
6号機 冷温停止
17日のニュースを聞くと1、2、3でパイプ破損が起こっているようです。
4、5、6で起こっていないとは言い切れません。(起こっていると考えるべきなのでしょうね。)

乾式キャスク建屋(使用済核燃料保存施設)
3月31日現在
プレスでは「パトロールを実施したところ、外観目視点検の結果異常はなく、今後詳細に点検します。」
となってます。
?地震や津波の後、乾式キャスク建屋の中を確認していない。
(間違えだといいが・・・放射能が強くて入れない?)
まったく話題になっていませんが・・・
なにか、わざと分かりにくい言葉を使っているように思える。

d?他に注意すべき点は?何かあるかもしれない。


(以上日付は少し古くなりましたが、そのままにしておきます。

e安全神話
非常用復水器と「原子炉隔離時冷却系」があって、ともに電源がなくても圧力容器を冷やせる「最後の砦的なシステムのようです。
非常用復水器は古いタイプ1号機用ということですね。
これらが、絶対動くことが保証されて「安全神話」になると思います。
しかも、たぶん保証されても安全「神話」でしかないのでしょう。(絶対壊れないものなどないからです。)

自治体は住民の生命や財産を原発から守る責任があります。
原発から住民を守る義務があります。
「無責任東電」に任せっ切りにするのは東電と同じくらい「無責任」だってことになります。
自治体は原発を監視する義務があると思います。




たぶん、まだまだ知っておかなけばならないことがあるとおもいますが、私にはこれで限界です。
さて、本題です。

. 312

 312日は1号機の爆発もあり、東電から14のプレスが出ています。

第1報要旨
「0時現在
1号機 非常用腹水器は動いています。避難指示が出てます。
2号機 原子炉隔離時冷却系は止まってます。避難指示が出てます。
3号機 原子炉隔離時冷却系は動いています。放射能水は漏れていません。」

11日午後9時55分発表のプレスでは1号機について非難指示について触れていませんので何か起きたのかもしれません。
  

第2報要旨
 「1号機原子炉格納容器内の圧力が上昇してきています。再度、午前0時49 分、原子力災害対策特別措置法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常上昇)が発生したと判断しました。 


格納容器と圧力容器を区別しないと意味が「わからない」と思いませんか?
この時の格納容器とは圧力容器のことです。

そしてこの情報は…

「何だかわからないけど(理由はあとでわかります)
1号機原子炉「格納容器内の圧力」=「圧力容器の圧力」が上昇してきている
ので、しかたないから、総理大臣に連絡しました。」
ってことらしい。

私が何故「彼らが現象の原因がわかっていない」と思ったかを説明します。

まず、ネットニュースで非常用復水器の運転状況を確認しましょう。

***********************************

11日

午後2時52分 非常用復水器が自動起動
午後3時ごろ  復水器が停止。原子炉圧力の低下に伴い、手動で弁を閉鎖?
その後、弁の開閉を繰り返した可能性
午後3時35分 津波到達、全電源喪失
午後6時10分 作業員が手動で弁を開き、復水器起動
午後6時25分 手動で弁閉じ、復水器停止
午後9時半   手動で弁開け、復水器起動

12日

午前1時48分 復水器に給水するポンプの故障を確認。復水器停止

************************************


復水器故障の原因はこのポンプなのでが、何故ポンプがあるのかは後で説明することにして・・・

2号の情報は

0時49分にメルトダウン1(or核燃料の暴走爆発)が起こりそうなので総理大臣に教えました。」ですので、
0時49分前にポンプは故障していたと思います。

1時間ほどたった1時48分にポンプの故障がわかって、
復水器が熱くて
「とても危ない」
ので復水器を止めたと想像します。


非常用復水器の概念図を確認しましょう。


図には、非常用復水器にポンプらしきものは無いが?何が故障して止めたのでしょう。
ポンプが止まって何故「非常用復水器」を止めるのか?

ですが・・・

非常用復水器は8時間動くようです。たったの8時間ですが・・・

概念図をみると非常用復水器の水を蒸発させ大気へにがして、結果的に圧力容器を冷やしているようです。
8時間以上、復水器を動かすにはポンプで復水器に水を加えると考えられます。
最終安全装置はポンプになるようです。


そのポンプが壊れた?

ポンプが壊れて0時49分に
「非常用復水器は動いているのに圧力容器の圧力が上がる?おかしなことが起こった。」ので「念のため」総理大臣に連絡したのです。
(原因は非常用復水器の水がなくなり、圧力容器が冷やせなくなったのです)

非常用復水器を止めたのは1時間ほど経った1時48分です。

この間、非常用復水器に「異常」があることがわからなかったことになります。

原因は?
非常用復水器の温度を見ていなかった?
異常があったら、現場に行けの原則を無視して考えこんでいた?


1時間以上、圧力容器の圧力が何故上昇上するか分からなかったのです。分かっていれば命綱である復水器を止めて守れたはずです。恐らく、このとき復水器は完全に壊れてしまったのです」推測ではありますが…(可能性はかなり高い)

・・・・・・

厳しいですけど、いずれにしても一般電気設備の管理者としても失格です。

よくはわかりませんけど・・・・
非常用復水器を1時48分に止めることができて「命が助かった」のかもしれません。
復水器から高温・高放射能水が吹き出る(こんなのですまないでしょうけど)おそれがあったと思います。


しかし、不思議なのはこの間、非常用復水器の操作がなされてないことです。
しかも担当者が操作の意味を知っていればすぐ気がつくはずなのですが…
何故、気が付かなかったのか?
マニュアルの内容を見ないと、このあたりちょっと私にはわかりません。
本当に、ただの手順になっているのかもしれません。
それならば、作業員の質が問われます。(電気関係の資格を何も持っていないとは考えたくないのですが)


マニュアルなんか隠す必要もないので、マスコミ関係の方なら調べられると思います。
メトルダウンは、この非常用復水器が壊れたために起こったのですから
明らかにする必要があります。
マスコミさんは
午前1時48分に復水器停止した理由を確かめる義務がありそうです。


1号機については
「非常用復水器は津波で動作は不安定だったけど、その後の努力でちゃんと動いた。しかし、想定外のポンプの故障で壊れてしまいました。」
と言うことらしいです。
ならば、東京電力は、メトルダウンした理由を十分知っている訳です。



第3報要旨
「ベント実施のお知らせ、原子炉隔離時冷却系で注水が確認できない号機についてベントを行うこととしました」
 1か2号機か(or両方か)はっきりしません。
(1、2、3号のことだったようです。ドサクサにまぎれて全部ベントしちゃえ!ってことかも)

第4報要旨
4時現在の状況として
1号機の非常用復水器は止まっていますが、格納容器の圧力と水位は安定してます。国から避難指示がでました。避難指示が半径3kmから10kmへ広がりました。
2号機、原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水をしておりましたが、現在、運転状態は不明でありますが、仮設電源により原子炉水位は確認でき水位は安定しております。その後、原子炉隔離時冷却系の運転状態が確認できております。

1号機の記述は間違ってないのでしょうが・・・意味不明です。
2号器も意味不明です。(ほとんど原文)
なにか、あわてているのかもしれません。
  
 避難指示は、予想をふくめたメルトダウン1やメルトダウン2が前提だと思われます。
 メルトダウンは、まず、圧力容器の中で起こる(メルトダウン1)ので、格納容器の状態など、どうでもよいと思うのですが・・・?
 繰り返しますがそもそも正確に伝える気がないと思います。
 
 この情報と非常用復水器の運転状況からわかることは?
 圧力容器を冷やす非常用復水器がポンプが壊れて止まっていることですね。
 ポンプなんて、調達できるでしょうからポンプが止まっている間に「非常用復水器が壊れてしまった」ことになります。
 非常用復水器が動いていないことが「恐ろしくて」書けなかったかもしれません。
 私は常識的に「非常用復水器が壊れてしまった」と解釈します。 
 
 このプレスは
 
 圧力容器が冷やせないからメルトダウン1が起こったかもしれない。
 メルトダウン2で圧力容器が壊れて格納容器に落ちるかもしれない。
 だけど、格納容器の状態はメトルダウン2が起こった状態ではありません。
 
という内容らしい。

 この時点で圧力容器を冷やす手立てがなくなった訳ですからメルトダウンは覚悟したはずです。
 
 
 記者会見だって開かれていたはずと思いますが・・?
 東電は記者会見でなんて言っていたのか不思議です?。
 当然、現場で非常用復水器が使えるのか確認してるはずですし・・・?
 …
 不思議じゃないか東電が適当にごまかしていたと解釈すべきなのでしょうね。

 2号機については、「原子炉隔離時冷却系が動いた」ということのようですが、なにかあわてているように思える。…


長くなりすぎましたのであとはメモ5で続けることにします。


… 

被災者された方々にお見舞い申し上げます。 

2011年5月18日水曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ3

被災された方々にお見舞い申し上げます

メモ1をご覧下さった方々にお礼申し上げます。

3月11日のプレスについて、見落としがありましたので、付け加えたいと思います。
また5月17日に東電から情報がもたらされました。
マスコミは、「1号機の操作ミスがあったのでは?」基調の報道になりました。(残念です。)
問題は、原子炉3機の内2機つまり、2/3の確率で非常用復水器や原子炉隔離時冷却系が動かなかったことだと私は思います。
近年、非常用復水器や原子炉隔離時冷却系で信じられない内容の事故が起こっています。

リレーを「間違って?」外してしまった。配管の弁が外れていた。とか・・・

原子炉の安全神話は、

電源が失われても
圧力容器を冷やすことのできる

「原子炉隔離時冷却系」が正常に動作する

ことで成立すると思います。

今回の事故(人災)をうけて、常識的には動いている原子力発電所を全部止めて「非常用復水器や原子炉隔離時冷却系」の検査を行うべきです・・・
とても政治的にこうした判断はできないでしょうけど。・・
唐突感のあった浜岡原子力発電所の運転停止は理論的、極めて現実的な選択だったと今は思えます。(良いか悪いかは別ですが・・)

1. 3月11日
 この日の第4報
について見落としがありました。(しろうとの悲しさ)
見落としたのは2号機についてです。
1と2号機の記述を比べて見ましょう。

1号機(停止中)
・原子炉は停止し、非常用復水器で原子炉蒸気を冷やしております。
・現時点において、原子炉格納容器内の冷却材漏洩はないと考えております。

2号機(停止中)
・原子炉は停止し、原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水をしておりましたが、現在、運転状態は不明であり、原子炉の水位低下により、放射性物質が放出される恐れがあるため、半径3km以内の地域住民に対して、避難勧告が自治体から出されております。

2号機について私なりに解釈すると
「原子炉隔離時冷却系の運転状態は不明で止まっているかもしれない?原子炉圧力容器の核燃料棒がとけチャイナシンドロームが起きる可能性もあり放射性物質が放出される恐れがあるため、町長さんが地域住民に避難勧告をだしました。」
となりました。

「現時点において、原子炉格納容器内の冷却材漏洩はないと考えております。」との記述は2号機以外6号機まで丁寧についてます。
冷却材はもちろん放射能水のことです。
この時点、2号機で放射能水が「漏れているかも」か「漏れるかも」しれないと考えていることになります。
この時点では1号機ではなく2号機が問題だった訳です。

2 マスコミで取り上げられた事象について
事象はネットでひろったものですので新聞等で確認お願いします
東電によると
11日
午後2時52分 非常用復水器が自動起動
午後3時ごろ  復水器が停止。原子炉圧力の低下に伴い、手動で弁を閉鎖?
※その後、弁の開閉を繰り返した可能性
午後3時35分 津波到達、全電源喪失
午後6時10分 作業員が手動で弁を開き、復水器起動
午後6時25分 手動で弁閉じ、復水器停止
午後9時半   手動で弁開け、復水器起動
11日午後9時半に復水器が起動したことになってます。


午後3時ごろからの「弁の開閉」の繰り返しはマニュアルに則した操作のようで、弁の開閉で圧力容器の温度を調整するためのようです。
理由を詳しくはしりませんが、温度の急激な変化は金属の伸び縮みを伴いますし圧力容器にとって好ましい事ではないでしょう。
「原発は何故危険か」(田中 三彦著 岩波新書)をお読みになった方は圧力容器がガラスのように割れるイメージさえ頭の中によぎるのではないでしょうか?
すくなくとも、1号機は原在の安全基準にはパスしない原子炉であることは想像すると思います。
作業員は極度の緊張感(命がけで)の中で、(実際、津波が到達した暗闇のなかで操作が続けられたのかわかりませんが)手動で操作されたと思います・・・
東京電力はあのように報道されるのは真意ではなかったと思いたいですが
・・もし、ガス抜きだったら東京電力はひどいことするなあ・・
私は、作業員の操作に原因を求めるべきではなく、操作をしなければならない「非常用復水器」に原因を求めるべだと思います。圧力容器が壊れるかもしれない操作を人間に強いるなんて・・
こんな非人間的な同型の原子炉は直ちに廃炉にすべきだと思います。

3 雑感
原子力発電を今後も使うなら(被災者の方の心情を傷つけととしたら申し訳ありません)
原子力発電所を止める権限を自治体に与えるべきでしょう。
点検で「非常用復水器」や「原子炉隔離時冷却系」に事故が起きたら全ての原子炉を止めて、外部機関(例えば消防)を交え或いは外部機関で原因を徹底的に調査する必要があると思います。
また、外部機関や自治体で原子炉の状態を常にウォッチするシステムも必要でしょう。
原子炉の運転状態が外でわかるようにしておくべきです。

ただの感情ですが・・
やはり、私は東京電力は信頼していません。

2011年5月15日日曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ2

なにか、政治家は1号機の対策が進んでいると言う理由で安心感を与えてようとしてます。
「1号機のメトルダウンがわかったのは対策が進んだからだ」と言っていたように思います。
メトルダウンは2、3号機ですでに起きています。
メトルダウンによる放射性物質(恐らく2号機から)は、配線用ピットに流れででいました。
ここでは

原子力安全保安院5月13日現在の資料を中心に考えていきたいと思います。
資料(http://www.meti.go.jp/press/2011/05/20110513006/20110513006-3.pdf)は画質が悪いので別のウィンドか印刷してご覧ください。 

まず、原子力発電所の構造は複雑なので基本的な所を確認しておきましょう。

原子炉格納容器(以下 格納容器)の中に原子炉圧力容器(以下 圧力容器)があり、その中に核燃料棒、さらに中に核燃料があります。


圧力容器で水を蒸気に変えて80万キロワットの電力を得るわけで、発電時(停止時でも)は中の圧力は高圧になっています。(冷温停止は別ですが・・・それでも水は循環し続けなければならない)

1. 2.5月13日現在の状況

(今までも、多分に妄想的ですが、書いたほうがよいと判断しました。申し訳ありませんが一つの考えとしてお読み下さい)

1.1 1号機の状態
1号機のメトルダウンが明らかになりました。

圧力容器の水は核燃料棒が設置されている高さの1m下までしかないと報道されています。
核燃料は溶けて圧力容器の下に溜まり水をかぶった状態と考えられています。(ここまではよいでしょう)


報道では「圧力容器に水を給水していたので、圧力容器に水が溜まらない・・・」とのことで
圧力容器の強烈な放射性物質が外へ漏れていることになります。
NHKはわざとか?騙されたのか?圧力容器の水は圧力容器→格納容器→圧力抑制プールに漏れているイメージで報道しました。(5月13日だったかなあ)
事実は、疑わしいです。

1.1.1  放射能水は1号機から漏れているのか?
資料には
圧力容器の圧力にABがあります。
ABが具体的に何を意味しているか不明ですが圧力は上昇傾向とありますから、最高と最低なのかもしれません。
Aは0.586メガヘクトパスカルですから約5860hPaで大気圧の5~6倍
B1.396メガヘクトパスカルですから約13960hPaで大気圧の約14倍です。
一方、圧力容器を包みこむ格納容器の圧力は0.12hPaですから大気圧と同程度です。

水漏れは今に始まった分けでないはずですから・・・
圧力容器→格納容器→圧力抑制プールへと漏れれば格納容器の圧力が上がるはずです。
高温の水が吹き出しているはずだからです。(後述 2号機の状態 参照)

水漏れは、圧力容器に水を送る配管で起きていると考えるべきでしょう。
(東電もそのように考えている。専門家にとって原発のウィークポイントは配管にあるのは常織だと思います)
高放射能水が、東電が予想したように地下に溜まっていると考える(13日)の自然な発想だと思います。
事実もそうでした。(14日)
そうした信頼できない配管を使うことは原子炉の高放射能水を外に出すことですから許されません。
早急に圧力抑制プールの水を圧力容器に回す計画を立てるのは当然だと思います。

核燃料は圧力容器の下にある溜まり水の中にあるとするのは恐らく正しいでしょう。

1.1.2 圧力容器に溜まった核燃料 
資料によると圧力容器下部温度が100℃を切っています。
 だからと言って核燃料の温度が100℃位と推測はできません。
 核燃料が水を温めて圧力容器の圧力を大気圧の5~6倍にしているのです。
 この圧力は水蒸気圧です。
 これだけの水蒸気圧に対応する露点温度(このケースの場合は湿度100%ですから水の温度になります)が何℃になるか私にはわかりません。
(私の使っている計算式は圧力が高すぎておそらく意味がない)
圧力容器の中の水は高温高圧になっていると判断すべきです。
 
 この高温高圧状態は核燃料が作り出しているのです。
 
 溶けた核燃料の温度分布は水と接触する表面は比較的温度が低く、中は温度が高いはずです。
 この温度差が高ければ・・・壊れやすい・・・破裂しやすいはずです。
 壊れて、どんなアクションがあるのかないのか恐らく不明です。
 (NASAならすぐに実験するでしょうけど・・
 
 いやな想像ですが、高熱で傷ついた圧力容器がこのアクションで壊れるかもしれない。
 チャイナシンドロー厶の危険はまだ去っていないと思います。
 なた、恐らく圧力容器が壊れれば、格納容器の圧力も急激に高まります。
 その影響はどうなるのか?私にはわかりません。

1.2  2号機の状態

1.2.1 2号機は水素爆発を起さないのか? 
    圧力容器の中の温度は不明ですが、圧力容器が壊れていなければ核燃料は発熱しますから圧力容器の圧力は1号機のように高くなるはずです。
 圧力容器は壊れて、圧力容器と格納容器の圧力が同じような圧力になっていると考えるべきと思います。 
 圧力容器の圧力はABとも0.083メガヘクトパスカルで大気圧の約0.8倍、格納容器は0.055メガヘクトパスカルで0.6倍程度?
 「 格納容器の圧力が大気圧より低い」でネット検索したが事実らしい?
 気密性が保たれて入れば(真空容器のようなものなら)、中の圧力は水の飽和蒸気圧にはなりまするが??・・・
 
 機密性が高く作られるのは、考えて見れば当然かもしれない。
 (圧力が低くて空気が入り込むなら、圧力が高いと水が外に漏れ出すことになる、そんなことはあってはならない・・なるほど うまくできてる。)
 
 サプレッションプール(S/P水温)は66℃ですから、この程度なら私の使ってる計算式でも参考になると思います。
 気密性が保たれていれば湿度100%です。66℃の飽和蒸気圧は264hPa=0.0264メガヘクトパスカルとなりました。
 オーダー的にはあっています。
 窒素が入れられた形跡はないようです。
 東電のプレスをみても「1号機は窒素いれた」と書いてありますが「2号機」にそうした記述はありません。


 「サプレッションプールが壊れているかも?」との記述もあり、現実に高放射能水はピットに流れ出していますから、空気がかなり入り込んでいることになります。

 いつ水素爆発が起きてもおかしくないですね。
 東電の説明とはちがいますが、東電は起こらないと思ってるでしょうけど・・・
 (私も思わない)



1.2.2 高放射能水は漏れつづけているか?  
 サプレッションプール(=圧力抑制プール)の損傷の可能性も指摘されているが、
 格納容器(圧力抑制プールを含む)からの高レベル放射性物質の漏れは格納容器の圧力が高かった一時期で現在の漏れはあってもわずかなのかもしれない。
 ただ、圧力容器と格納容器の圧力差はほとんどありませんから、メルトダウンで圧力容器には穴が開いていると考えるべきでしょう。
 2、3号機は深刻な状態だと思います。

1.3  3号機の状態
 2号機と同じで、圧力容器は壊れているようです。
 あの爆発です。核燃料を貯めておくプールはどうなっているのでしょう?
 資料からはわかりません。
 しかし、核燃料プールは復旧作業を難しくするでしょう


  2012/2/12 コメント 核燃料をこんな簡易プールで保管するのは気違い沙汰で論外です。
          テロ対策などとりようがない。  


 こうしたプールは面倒でも何の配管も繋がっていない別の建物に移すべきですね。
 

 ・・・ まあ、原子力発電を使うならの話ですけど・・・
 
 もう、安全神話は作れませんから原子力発電はコストがかかるものになります。
 どのみち、電気料金の値上げ避けられない。
 
 現在の避難者の生活破壊は都会の便利な生活と切り離して考えるべきではありません。と思う。

 しばらく、2、3号は手がつけられませんからチャイナシンドロームが起こらないのを祈るしかないようです。
 しかし、あわててないようにもみえるので、チャイナシンドロームは起こらない自信が東電にはあるのかもしれない。
 そうなら、東電は説明すべきでしょう。
 
 ・・・東電が説明しても信じないかなあ??

(このメモ1、2は適当な時期や事実がわかれば削除するつもりです)
(3月15日に最初にUPしました)
 

原子力発電所の水素爆発について メモ1

私は「素人ながら原子力発電所の水素爆発は、タービン冷却用の水素が原因なら納得できる」としました。(偽である可能性が高かそうですが・・・)

しかし、この原子力発電所の水素爆発は東京電力等の発表や報道番組を見てもわからない。
何かイライラします。

原子力発電所の爆発事故が何かわからない原因は
事故を起こしている原子炉が4つあってそれぞれ病状が違うこと・・・
原子炉の構造が複雑であること・・・
基本的に「東京電力等の発表や報道番組が信じられない」こと・・・
私の知ろう意欲がたりないこと・・・
だと思います。

私のような「しろうと」の考えなど・・・と思っていたのですが、それではいけないような気がしてきました。
月並みですが、原発は一人一人が考えどうするか考えるべきのようです。
専門家に任せきりにしたのが、今回の人災なのですから・・・

とりあえず、避難指示が出された3月11日まで振り返ります(メモ1)。それからメトルダウンが確認された1号機等の現状を考えて見たいと思います(メモ2)。


初めに、原子力発電所の事故はどのようなことが想定されているか整理しておきましょう。

現実的な原子力発電所事故の想定は、

配管が壊れて放射性物質がまき散ること
次に、2重3重の仕組みをかいくぐって、今回のようなメルトダウン
さらにはチャイナシンドロームがあります。

さらにすさまじい現象(「原発は何故危険か」 田中 三彦著 岩波新書P79あたりから)もありそうです。

事故対応をされている方には申し訳ないですが、今のうちにどんな事が起こった、また起こりそうなのか?考えるのも意味のあることだと思います。


. 東京電力の発表「プレスリリース/ホームページ掲載情報」から
3月11日地震が発生して1、2、3号が自動停止し4回のプレスがありました。

第1報要旨
「午後2時46分頃の宮城県沖地震で、外部電源を失い、かつ非常用発電機が壊れたので原子炉を運転できない」
震度は6強程度だったようです。
非常用発電機がこの時壊れたようです。

2報要旨
1号機および2号機の非常用炉心冷却装置について、注水流量の確認ができないので、法律に基づいて念のため午後4時36 分決心して関係行政機関へ通報した」
非常用炉心冷却装置について何か説明しているようですが?

想像は避けたいのですが・・・圧力容器の温度が高くなって非常用炉心冷却装置が働いたようなので関係行政機関へ通報したと読むべきなのか?
助けがありました「原発は何故危険か」のP77あたり、ECCSEmergency Cour Cooling System=緊急炉心冷却系)は、冷却材(水)喪失がおきると、スクラム(核分裂を抑える制御棒の挿入)とともに炉内に水が注入されるシステムのようです。
これも想像ですが、「原子炉圧力容器の中の水位がさがると働くシステム」のようです。
非常用炉心冷却装置が動いた事自体が大変な事故が起きたことになります。
それも、強い余震が続く中です。

この第2報は

のことです。

3報要旨
「1号機においては、非常用復水で原子炉内の蒸気を冷やしており、2、3号機については、原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水しております。」
原子炉は冷やしているとの趣旨のようです。
非常用炉心冷却装置が動いたのは本当だったので次のステップに移ったわけです。
(自動的こうしたステップに進むのか、何らかの判断があって進むか?私は知りません)

文章から非常用復水器と原子炉隔離時冷却系が違うことがわかりますが・・

下の図は 原子炉隔離時冷却系で、リレーをとってしまい原子炉隔離時冷却系が正常に働かなかった例を説明するために使われた図のようですです。
常織的にはリレーは交換するもので、取り去ることはありません。
申し訳ないですが・・・わざとはずした(犯罪)と私は思います。


図をみても非常用復水器と原子炉隔離時冷却系の違いがあまりよくわかりませんが、原子炉隔離時冷却系は外部電源がなくとも原子炉を冷やすことのできる「最後の砦」的なシステムのようです。
これで、だめなら後は人間がなんとかしろと言ったところでしょうか

4報要旨

1号機および2号機の非常用炉心冷却装置について、注水流量の確認がで
きないので、念のため午後4時36 分に、原子力災害対策特別措置法第15 条第1項
の規定に基づく特定事象が発生したと判断しました。
そして、水位の低下で放射性物質がでる可能性があり政府が住民に対し避難勧告をだした
と言っているようです。

このあと、1号機の原子炉格納容器の圧力が高くなってベント(圧力抜き)作業につながりました。


2 3号機の水素爆発
 その後の1、3号機の水素爆発はご存知だと思います。
この映像の現象を東京電力は、「大きな音がして白煙が上がっている」みたいな表現をしてました。


2012/2/12 コメント
今見ると明らかに水素と酸素が結合して起こる爆発とは明らかに違う


こうした、映像は国民が「経済」と「安全」をどのように考えるかの資料だと思うのですが・・・


.雑感
「非常用復水器」とか「原子炉隔離時冷却系」を検索して思ったのですが、
何と原子力発電所の事故が多いことか、火災事故も多発しています。
原子炉や発電機へ可燃物を持ち込むには担当者がチェックをしているようです。
原子力発電所における火災の発生防止対策の現状と課題 」を参照)
原子炉やタービンが収まる建物にガスボンベのような可燃物が残っているはずがないと思うのですが・・
4号機にガスボンベや油のような可燃物が残っているらしいとの報道はどこかで間違った情報が紛れ込んだ誤報(情報操作?)ではないでしょうか?


配管事故には「放射性物質を含んだ水」とやはり「水素」の漏れがあるのではないかと思います。


(5月15日に最初にUPしました 誤りがあったことをお詫びします。)