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2011年5月15日日曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ1

私は「素人ながら原子力発電所の水素爆発は、タービン冷却用の水素が原因なら納得できる」としました。(偽である可能性が高かそうですが・・・)

しかし、この原子力発電所の水素爆発は東京電力等の発表や報道番組を見てもわからない。
何かイライラします。

原子力発電所の爆発事故が何かわからない原因は
事故を起こしている原子炉が4つあってそれぞれ病状が違うこと・・・
原子炉の構造が複雑であること・・・
基本的に「東京電力等の発表や報道番組が信じられない」こと・・・
私の知ろう意欲がたりないこと・・・
だと思います。

私のような「しろうと」の考えなど・・・と思っていたのですが、それではいけないような気がしてきました。
月並みですが、原発は一人一人が考えどうするか考えるべきのようです。
専門家に任せきりにしたのが、今回の人災なのですから・・・

とりあえず、避難指示が出された3月11日まで振り返ります(メモ1)。それからメトルダウンが確認された1号機等の現状を考えて見たいと思います(メモ2)。


初めに、原子力発電所の事故はどのようなことが想定されているか整理しておきましょう。

現実的な原子力発電所事故の想定は、

配管が壊れて放射性物質がまき散ること
次に、2重3重の仕組みをかいくぐって、今回のようなメルトダウン
さらにはチャイナシンドロームがあります。

さらにすさまじい現象(「原発は何故危険か」 田中 三彦著 岩波新書P79あたりから)もありそうです。

事故対応をされている方には申し訳ないですが、今のうちにどんな事が起こった、また起こりそうなのか?考えるのも意味のあることだと思います。


. 東京電力の発表「プレスリリース/ホームページ掲載情報」から
3月11日地震が発生して1、2、3号が自動停止し4回のプレスがありました。

第1報要旨
「午後2時46分頃の宮城県沖地震で、外部電源を失い、かつ非常用発電機が壊れたので原子炉を運転できない」
震度は6強程度だったようです。
非常用発電機がこの時壊れたようです。

2報要旨
1号機および2号機の非常用炉心冷却装置について、注水流量の確認ができないので、法律に基づいて念のため午後4時36 分決心して関係行政機関へ通報した」
非常用炉心冷却装置について何か説明しているようですが?

想像は避けたいのですが・・・圧力容器の温度が高くなって非常用炉心冷却装置が働いたようなので関係行政機関へ通報したと読むべきなのか?
助けがありました「原発は何故危険か」のP77あたり、ECCSEmergency Cour Cooling System=緊急炉心冷却系)は、冷却材(水)喪失がおきると、スクラム(核分裂を抑える制御棒の挿入)とともに炉内に水が注入されるシステムのようです。
これも想像ですが、「原子炉圧力容器の中の水位がさがると働くシステム」のようです。
非常用炉心冷却装置が動いた事自体が大変な事故が起きたことになります。
それも、強い余震が続く中です。

この第2報は

のことです。

3報要旨
「1号機においては、非常用復水で原子炉内の蒸気を冷やしており、2、3号機については、原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水しております。」
原子炉は冷やしているとの趣旨のようです。
非常用炉心冷却装置が動いたのは本当だったので次のステップに移ったわけです。
(自動的こうしたステップに進むのか、何らかの判断があって進むか?私は知りません)

文章から非常用復水器と原子炉隔離時冷却系が違うことがわかりますが・・

下の図は 原子炉隔離時冷却系で、リレーをとってしまい原子炉隔離時冷却系が正常に働かなかった例を説明するために使われた図のようですです。
常織的にはリレーは交換するもので、取り去ることはありません。
申し訳ないですが・・・わざとはずした(犯罪)と私は思います。


図をみても非常用復水器と原子炉隔離時冷却系の違いがあまりよくわかりませんが、原子炉隔離時冷却系は外部電源がなくとも原子炉を冷やすことのできる「最後の砦」的なシステムのようです。
これで、だめなら後は人間がなんとかしろと言ったところでしょうか

4報要旨

1号機および2号機の非常用炉心冷却装置について、注水流量の確認がで
きないので、念のため午後4時36 分に、原子力災害対策特別措置法第15 条第1項
の規定に基づく特定事象が発生したと判断しました。
そして、水位の低下で放射性物質がでる可能性があり政府が住民に対し避難勧告をだした
と言っているようです。

このあと、1号機の原子炉格納容器の圧力が高くなってベント(圧力抜き)作業につながりました。


2 3号機の水素爆発
 その後の1、3号機の水素爆発はご存知だと思います。
この映像の現象を東京電力は、「大きな音がして白煙が上がっている」みたいな表現をしてました。


2012/2/12 コメント
今見ると明らかに水素と酸素が結合して起こる爆発とは明らかに違う


こうした、映像は国民が「経済」と「安全」をどのように考えるかの資料だと思うのですが・・・


.雑感
「非常用復水器」とか「原子炉隔離時冷却系」を検索して思ったのですが、
何と原子力発電所の事故が多いことか、火災事故も多発しています。
原子炉や発電機へ可燃物を持ち込むには担当者がチェックをしているようです。
原子力発電所における火災の発生防止対策の現状と課題 」を参照)
原子炉やタービンが収まる建物にガスボンベのような可燃物が残っているはずがないと思うのですが・・
4号機にガスボンベや油のような可燃物が残っているらしいとの報道はどこかで間違った情報が紛れ込んだ誤報(情報操作?)ではないでしょうか?


配管事故には「放射性物質を含んだ水」とやはり「水素」の漏れがあるのではないかと思います。


(5月15日に最初にUPしました 誤りがあったことをお詫びします。)










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