ページ

2011年5月31日火曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ13

3月18日
東電プレス
第1報(10時現在)
乾式キャスク建屋(使用済み核燃料を一時的に貯蔵する施設のようです)の外部からの目視点検を再開したようです。
下の図はhttp://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=11-03-04-09から得ました。


第2報(3月18日 14時現在) 第3報(3月18 日 22 時現在) 

乾式キャスク建屋のように危険なものを危険とわらない名前にしてるのはよくない。
「安全神話ボケ(ナス)」信者が危険を隠すためのネーミングとしか思えません。
こんなことをしてるから、隠す体質ができてるような気がします。
原子力発電所が豪華なサティアンに見えてきました。

地震被害情報(第30報)(3月18日15時00分現在)(PDF形式:298KB)
○福島第一原子力発電所
【放水関係】
・自衛隊消防車6台(6t放水/台)が地上放水を実施(18 日14 時前~14:38)
・米軍消防車1台が地上放水を実施(18 日14:45 終了)
・ハイパーレスキュー(30台)が地上放水のためJビレッジ到着(18 日14:45)。
<使用済燃料共用プール>
・18日11時19分時点でのプール水温度は55℃。

東電のプレスをみると外部電源の確認作業が続いているようです。(東電プレス第3報参照

東北太平洋沖地震による福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の事故・トラブルに対するINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用について(PDF形式:214KB)

事故経緯が書いてあるみたいですが....
事実関係はまだわかっていないと思いますし、私には難しい。

3月19日
東電プレス
第1報( 9時現在) 第2報(12時現在) 第3報(18時現在) 第4報(21時現在)


地震被害情報(第32報)(3月19日08時00分現在)(PDF形式:350KB)
○福島第一原子力発電所
【放水関係】
(3月19日)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が放水作業(60t)を実施。(19日)
放水開始:00:30
放水停止命令:00:50
放水完了:01:10
【プラント状況及び電源復旧】
・1~4号外部電源の復旧等に係る具体的な作業計画(東北電力(株)送電系統からの受電、自社変電所よりルート変更を介しての受電)を確認中(19日08:00)
・6号機の非常用ディーゼル発電機2台目(A)起動。(19日4:22)
5号機の残留熱除去系(RHR)ポンプ(C)が起動し、使用済燃料貯蔵プールの冷却を開始(電源:6号の非常用ディーゼル発電機)。(19日5:00)

「私は、いったいなんだったのでしょう」と不幸に会われた先生が「こんな(非常用ディーゼル発電機)のは、水が引けば動くんですよ」と言っていたような気がする。
建物に入った津波の処理が進んでいるようです。
5号機の残留熱除去系(RHR)ポンプは最近問題になったポンプかも?(今日5月31日)

地震被害情報(第33報)(3月19日13時30分現在)(PDF形式:349KB)
○福島第一原子力発電所
【放水関係】
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が放水作業を実施予定。
放水開始:14:00(予定)
【プラント状況及び電源復旧】
・1、2号外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了し、そこから負荷側へのケーブル敷設を実施中。(13:30現在)

地震被害情報(第34報)(3月19日20時30分現在)(PDF形式:349KB)
○福島第一原子力発電所
【放水関係】
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が3号機の使用済燃料プールに向け放水作業を実施中。
放水開始(14:10) 終了予定(24:30)
【プラント状況及び電源復旧】
・残留熱除去海水系(RHRS)仮設ポンプテストラン完了(20:13)

残留熱除去海水系(RHRS)について、あまりイメージがつかめませんでしたが
参考1 http://www.meti.go.jp/committee/summary/0001825/051_02_00.pdf
参考2 http://www.japc.co.jp/tokai/teiken/tokai2/24/tenpu1-7/tenpu-2.pdf

女川原子力発電所1号機 第19回定期検査の状況」のP6に
「残留熱除去冷却海水系は、原子炉停止後に原子炉より発生する崩壊熱除去等を目的
とした残留熱除去系の水を海水により冷却する系統です。」
とありました。

発電所からでる排熱は大気か海に捨てるしかないわけです。このうち海に捨てるシステムのようです。
(発電所からでるエネルギーは排熱を含め、最終的に地球温暖化させています。これに異論を唱える科学者はいません。ただ、どの程度温めるかわかっていないだけです。そして温室効果なんてバカなことを言ってるから誰も調べない。調べないから、竜巻をコントロールできない。余計なことが長くなりました。)

また、「残留熱除去海水系(RHRS)仮設ポンプテストラン完了」とあります。
仮設ポンプですから、どこかの残留熱除去海水系(RHRS)は壊れた(or動かない状態)ことになります。
5号機で問題になったポンプは残留熱除去海水系(RHRS)ポンプと同じか似たようなものでしょう。
ポンプに損傷がないか点検すべきところです。点検したけど故障したのかもしれませんが・・・
記事にされた東電のコメントはそのとおりだと思うが、緊張感のかけたコメントです。

3月20日
東電プレス 第1報(9時現在) 第2報(12時現在)
第3報(14時現在)
3号機 ベントの準備をしていますが
「現在の状態は、直ちに放出を必要とする状況ではないため、今後、圧力の状態などを注視してまいります。」 
何故、放出する必要とする状況でないのか?

第4報(18時現在) 午後2時30 分、原子炉が冷温停止状態となりました。
第5報(核種分析結果について) 
第6報(3月20日 21時現在)午後7時27分、6号機が冷温停止状態となりました。

結局 3号機のベントはしませんでした。


地震被害情報(第35報)(3月20日7時30分現在)(PDF形式:302KB)
○福島第一原子力発電所
【放水関係】
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が3号機の使用済燃料プールに向け放
水作業を実施。
放水開始(19日14:10)
放水終了(20日03:40)
【冷却関係】  ・6号機のRHR(B)が復旧、本格運転(19日22:14)

地震被害情報(第36報)(3月20日16時30分現在)(PDF形式:317KB)
○福島第一原子力発電所
・2号機使用済燃料プールに海水を40t注入開始(20 日15:00)
・2号機のパワーセンター受電(20 日15:46)
・5号機、20日14:30冷温停止
【放水関係】
・3号機の格納容器内圧力が上昇(20 日11:00 現在320kPa)。圧力下げるための準備を進めていたが、直ちに放出を必要とする状況ではないと判断し、圧力監視を継続。
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が3号機の使用済燃料プールに向け20日19:30放水予定。
・自衛隊が4号機の使用済燃料プールに向け20日18:00放水予定。
【電源復旧関係】
・3号機及び4号機のケーブル引き込みについて現地調査(20 日予定)

ベントは格納容器の圧力を下げるようです。
恥ずかしい間違いですが、しばらくこのままにしておきます。
申し訳ありませんでした。
他にも間違えはあると思います。
圧力容器に何か入れるなんてことはできない?と考えるべきかもしれない。
しろうとの妄想であることが前提であることを承知願います。
思ったより、たくさんの方が読んでくれたようです。
感謝します。

妄想は続きます。
国の決定のようです。3号機は何故ベントしないのか?
プルトニュウムが心配だった?。
ある程度、各原子炉の状態が落ち着いた?
少し考えさせてください。

東京電力福島第一原子力発電所敷地内(事務本館北側)の核種分析結果について(PDF形式:117KB)

検出された核種のうち、濃度基準を超えたのは、よう素-131 のみ

とのことでした。

原子力発電所の水素爆発について メモ12

3月17日
第1報(9時現在)
要旨
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談してます。

2号機 圧力容器に海水を注入しています。
同作業(海水注入)をしている人以外の協力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場
所などへ移動開始しました。(しましたの意味だと思います。)

3号機 圧力容器に海水の注入しております。
ヘリコプターによる原子炉建屋上部への放水作業は16日にはできませんでした。
何時、作業をするかはわかりません。
3号機の使用済燃料プールを冷却するため、放水車による放水の手順、体制、現場などを確認し、準
備が整い次第、放水したいと考えております。して頂きます。
午前6時15分頃から、圧力抑制室の圧力の指示値が、一時的に上昇したとの速報がありました。?
(プラント関連パラメータ(PDF形式:200KB)をみても何が起きたのかわかりません)

4号機 また、出火する可能性があります。
使用済燃料プール おそらく、1、2、3、4号機のプールの冷却水をどうするか相談してます。?
(どうも相談ではなく、なんとかしてくださいとお願いしているようです。)

確かに発表時刻の確認はできませんが・・
地震被害情報(第27報)(3月17日07時30分現在)及び現地モニタリング情報(PDF形式:331KB)
と比べてください。

○福島第一原子力発電所
・3号機から白い湯気のような煙が発生(16日8:30頃)
・3号機の格納容器が破損しているおそれがあるため、3号機及び4号機の中央制御室(共用)から作業員待避(16日10:45)。その後、作業員は中央制御室に復帰し、注水作業再開(16日11:30)
・4号機で火災が発生(16日5:45頃)。事業者によると、現場での火は確認できず(16日6:15頃)。
・東北電力の送電線から受電するケーブルを敷設予定。(17日7:30)
・3号機の使用済燃料プールへの放水作業について、手順の確認を行っているところ。(17日7時頃)

どうも、私の想像は当たらないようです。すみません。
もう完全に国が状況や計画を仕切っていたようです。
東電は計器を見て原子炉の状況を監視するしかなかった。

??東電のプレスは情報として意味があるんだろうか??

第2報(12時現在)
要旨
書く意味があるのかなあ?どうしよう?・・・

3号機
本日午前6時15分頃から、圧力抑制室の圧力の指示値が、一時的に上昇したとの速報があったことから、監視を継続しております。(なにかアラームがなったのかもしれません)
3号機の使用済燃料プールを冷却するため、自衛隊のヘリコプターによる放水を実施しました。して頂きました。
今後も使用済み燃料プールの状況を確認しながら(確認して頂き?)、他号機も含めて準備が整い次第、放水したいと考えております。て頂きたいと思います。

第3報(20時現在)
要旨
1、2、3号機に海水を注入しています。
3号機について、本日午前9時48分から、自衛隊のヘリコプターによる放水を実施しました。して頂きました。
3号機について、本日午後7時過ぎから、機動隊の高圧放水車および自衛隊の消防車による放水を開始しました。て頂きました


地震被害情報(第28報)(3月17日17時30分現在)及び現地モニタリング情報(PDF形式:290KB)

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・自衛隊のヘリにより3号機への海水放水を4回実施(17 日9:48、9:52、9:58、10:01)
・機動隊が地上放水のため現場到着(17 日16:10)
・東北電力の送電線から受電するケーブルを敷設。放水作業後に2号機へ接続予定(17 日7:30)。
・6号機の非常用D/G(1台)は運転可能。これにより5,6号機に電力供給中。MUWC(復水補給水系)を用いて使用済燃料プールへ注水をしている。原子炉圧力容器には外部電源の復旧を待って注水を予定。
(D/G :非常用ディーゼル発電機のことのようです。6号機だから関係ないか?)

「受電するケーブルを敷設する情報」が東電のプレスにないのはどうしてでしょう?
?よくわからない、知らなかったのか?

実際はどうなのかよくわかりませんが、作業はしっかり管理され進められている感じがします。
「海水注入をしていた人」もこうした管理下で行われていたのかもしれません。

第4報(23時現在)
要旨
・3号機について、本日午後7時過ぎから、機動隊の高圧放水車および自衛隊の消防車による放水を開始し、午後8時9分に終了しました。

東電のプレスは見ますが、気分が悪いので必要がある場合以外、原子力安全・保安院のプレスを中心にしたいと思います。

また、収まりが悪いように思えるので18日のプレスを1つだけ・・

地震被害情報(第29報)(3月18日06時30分現在)及び現地モニタリング情報(PDF形式:296KB)
○福島第一原子力発電所
【放水関係】
・警察庁機動隊による地上放水(17 日19:05~19:13)
・自衛隊が地上放水を実施(17 日)
1台目放水:19:35~ 2台目放水:19:45~ 3台目放水:19:53~
4台目放水:20:00~ 5台目放水:20:07~
・東京消防庁による放水作業について、東京電力(株)、東京消防庁及び双葉消防本部が作業内容を確認中(18 日 06:30 現在)
【電源復旧】
・1~4号外部電源の復旧等に係る作業内容(東北電力(株)送電系統からの
受電、自社変電所よりルート変更を介しての受電)を確認中(18 日 06:30
現在)

確認中とありますので、外部電源(交流)はまだ使われていないようです。でも、なにかぼんやり光が見え隠れしてきました。
外部電源回復まで時間がかかったようですが・・・
放射能が怖いのは当然ですが
「配線がむき出しになっている所もありそうだし水素も怖いし、大変な仕事だなあ」と思います。

2011年5月30日月曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ11


私は、原子力発電は危険だからいやだなと思っています。
また、世界中の電力を原発でまかなっても地球温暖化は止まらないと思っています。
だから、火力発電のほうがよいと思っています。

「原子力発電で温暖化が止まる理論」がないのが本当のところです。

なぜなら地球を温暖化させるにはエネルギーが必要です。
そのエネルギー源が地球温暖化の原因なのは明かです。

たとえば、温室効果で地球温暖化させるエネルギーを説明できたとします。
すると、地球温暖化の原因は「温室効果」ではなく、そのエネルギー源になってしまいます。
CO2は赤外線を吸収しますが、エネルギー源ではありません。
温室効果はただのおとぎ話です。

そうした亊を、もう少し物理的に説明したのがこのブログの柱の1つになっています。
(興味のある方は「温室効果ガス(GHG)は赤外線を放射しているか?」をご覧下さい)

もう一つの柱は、
エネルギーを使っても温暖化しない方法はないものか?
と考えてくれる人を増やすことを目的にしています。

たとえば
最近アメリカで深刻な竜巻災害が発生しました。(お見舞い申し上げます。)
これは1500m程度の山をいくつか作れば竜巻は激減するでしょう。
(山を作るよりもっと簡単な方法はきっとあるとは思いますが・・)

理由は、地表に溜まったエネルギーは山肌を伝って上空に放出してくれるからです。
ガス抜きしてくれるのです。
規模は違いますが台風や竜巻は、地表に溜まったエネルギーをイッペンに上空へ放出する現象だと思っています。
逆に上空に放出すれば、地上に住む人間がエネルギーを使っても温暖化しないかもしれません。
(ただ、無制限ではないし、何が起こるか責任はもちませんけど・・)
(興味のある方は「乾燥断熱源率」等の温位エマグラムに関するものや「温室効果のメカニズム」をご覧ください)

余計な宣伝はこれくらいにして

3月16日

(0時30分現在)
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談しています。

2号機 圧力容器に海水を注入しています。
同作業(海水注入)をしている人以外の協力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場
所などへ移動開始しました。(しましたの意味だと思います。)

3号機 3月15日午前2時30分に海水の注入を再開しております。 
4号機 また、出火する可能性があります。
使用済燃料プール おそらく、1、2、3、4号機のプールの冷却水をどうするか相談しています。?
       (よくわからないなあ~、何故わからない?)
***
この日第1報の前の情報が3月15日17時現在の状態を知らせるものでした。
内容は変わっていません。
何か状態が変わったのか(当然変わったと思いますが)?
「時間がたって、うるさいからプレスだけだしとけ」なのか?
よくわかりません。
とにかく、ほとんどなにも教えてくれない。

第2報
要旨
福島第一原子力発電所4号機における火災の発生について
本日午前5時45 分頃、4号機の中央制御室にバッテリーを運んでいた当社社
員が、中央制御室から戻る際に、原子炉建屋北西部付近から炎が上がっている
ことを確認しました。ただちに消防署、地元自治体へ通報するとともに、関係
各所へ連絡し、消火活動に努めております。

原文のママです。

要旨
同日午前6時15分頃、当社社員が再度現場確認をしたところ、火は消えているみたいです。

4報(16時現在)  
要旨
・・・・・・
・・・・・・
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談しています。

2号機 圧力容器に海水を注入しています。
同作業をしている人以外の協力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場所などへ移動しました。

3号機 海水を注入しております。 
3月16日午前8時30分頃、原子炉建屋から水蒸気のようなもやが発生していることを確認しました。
   (今何時現在だっけ?16時現在)
   準備が整い次第、ヘリコプターによる原子炉建屋上部への放水作業を現地の作業員を安全な場所に移
   動させたうえで開始する予定です。


4号機 また、出火する可能性があります。
使用済燃料プール おそらく、1、4号機のプールの冷却水をどうするか相談してます。?

*** 
全く状況を教える気がない。
 1. 3号機の原子炉建屋から水蒸気のようなもやが発生していること
 2. どのような対策が必要か?
の情報が抜け落ちている。最低でも2本のプレスは必要。
作業員の方はご苦労なさったと思うのですが・・・・

??一体、東京電力は何をやったのだろう??

この日の第2報で
「4号機の中央制御室にバッテリーを運んだ」のが初めてじゃあないかな~
思い浮かばない・・・
・・・
なにかの計器を見ているのはわかるけど具体的なのは放射能だけみたいだし・・。
爆発がおこったとか火事が起きたとか・・、2号機の壁をどうのこうのとかあったけ?
爆発が起こるかもしれないのに、誰を行かせたのだろう?
2号機でも爆発が起きて、圧力抑制プールの圧力が落ちた。
それで、海水注入していた人以外逃げたのだから東電の職員と作業員か・・・
??何か人の命を軽く見てないかなあ??
海水注入していた人って誰なのだろう?
当然、東電の職員だとは思うのだけど・・・


*原発について
今回の事故が全くわからなかったように、興味をもっていませんでした。
よく考えたことがなく、しろうと考えですが

いい加減に核燃料廃棄物の処理にメドをつけるべきです。
昔、「海中に捨てちゃえ」なんて乱暴な話があったのを憶えています。
「モンゴルの大地に埋めちゃえ」これも恐らく乱暴な話ですね。
「日本でいけなくて、何故モンゴルならいいのか?」です。

1号機の様に時代錯誤の原子炉は即時廃炉。

もんじゅはいらない。

経済性より安全性を優先するのは当然のこと。
(だけど、どうやってやるかはかなり難しそう。)

一番、急がなければならないのは原子力発電所で働く人のモラルと技術力を上げることかもしれない。

平常時の重大事故原因や原因究明があまりにもひどすぎる。

2011年5月28日土曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ10

少し気になる点がありますので記録しておきます。
5月28日12時前、「NHK教育」のニュースでこのときの様子(写真)が写っていました。

メモ7の最後で
3月14日の第1報で3号機の圧力容器に消化用ポンプで圧力容器に注水したことが推測されました。(現在5/28他に考えようがない)


圧力容器の圧力は、当時大気圧の少なくとも15倍以上あったと考えられます。
危険はなかったのでしょうか?


今、圧力容器につながった「高放射能水で汚染」されたかもしれない「消化用ポンプの管理」はどうなっているのでしょう。

(高放射能水で汚染されたかもしれない消化用ポンプの管理が気になってUPしましたが
多分、除洗されているのでしょうからこれは早とちりだったようです(スイマセン でもこのままにしておきます))

プルトニュウムはこのとき漏れたかもしれない??
ベントしたときに漏れたと考えたほうが自然? 

3月15日
第1報

要旨
本日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生しました。その後、4号機原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認しました。

原文のママです。

第2報
要旨
9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に出火を確認しました。

第3報
要旨
午前11時頃、当社社員が現場確認をしたところ自然に火が消えていることを確認しました。

第4報(3月15日13時現在)
要旨
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談しています。

2号機 6時頃に圧力抑制室付近で異音が発生するとともに同室の圧力が低下しました。
圧力容器に海水を注入しています。
海水注入作業をしている人以外の協力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場
所などへ移動開始しました。

3号機 3月15日午前2時30分に海水の注入を再開しております。 


4号機 原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認しました。
原子炉建屋4階北西部付近において、出火
11時頃自然に火が消えていることを当社社員が確認  
***
2号機
想像ですが、
圧力抑制室に穴があいて=>「圧力抑制室の圧力が低下=放射能水が漏れた」
だから逃げ出したと思います。
誰が注水作業をして下さっているのか気になる所です。
おそらく危険な作業だから、東京電力の社員は注水作業に関わっていると思いますが・・

4号機
揚げ足をとるような疑いで申し訳ありませんが・・・
「11時頃自然に火が消えていることを当社社員が確認」
とありますが、あの状況から4階に行って火が消えていることを確認できるとは思えません。
外から見て、「消えている見たい」くらいしか確認できないと思うのですが・・人が入って確認したのでしょうか?

第5報(3月15日15時30分 現在)要旨
1号機 圧力容器に海水を注入しています。
使用済燃料プールが冷やせません。相談しています。

2号機 圧力容器に海水を注入しています。
圧力抑制プールの圧力が低くなったので放射能水が漏れたと考えられます。

3号機 3月15日午前2時30分に海水の注入を再開しております。  

4号機 第4報と同じ

第6報(3月15日17時 現在)
要旨
第5報と同じ


プラント関連パラメータ(PDF形式:410KB)
の主要な出来事によると
3/15
1号機 特記事項無し
2号機 
3/15 00:02 ベント開始
3/15 06:10 爆発音発生
3/15 06:20頃 サプレッションプール(圧力抑制室)損傷の可能性あり
3号機 特記事項無し
4号機 
3/15 06:14 4Fの壁が一部破損の確認
3/15 09:38 3階部分で火災(12:25鎮火)

となっていました。

報道映像的には、4号機の爆発がメインになったようですが・・・
結果からみて、4号機からの放射能漏れは小さいと思います。
・・・・
問題は、2号機から放射能水が漏れ出した可奴性が高いことです。
結果的にこの問題が後を引いています。

どうしてすんなり、

「2号機から放射能水が漏れたかもしれない」

と言うプレスになっていないのでしょうか?

この時、格納容器の圧力は大気圧より高く、また、格納容器を冷やすために圧力調整プールとはつながっていたと考えられます。

また、
爆発音がありプールの圧力が下がったので、穴があいたとする合理的な理由があります。

このときから、ピットに放射能水が漏れでることは十分予想可能(予想しなければならない)でした。

この時、
「最悪の想定(当然の想定?)」=「圧力調整プールの放射能水が漏れた」

「2号機から放射能水が漏れたかもしれない」とのプレスにしてていれば、

「2号機から放射能水が漏れたかもしれない」との想定で行動していれば

あんなにピットに高放射能水が溜まることはなかったのではとも思う。
「結果論でものを言うな」と聞こえてきそうだが、原発は「安全神話でつくられた」
のですから結果論で批判されるべきだと思います。

大雨で、ピットの水がどうなるかわからないとのニュースを聞きましたが、
工程表は雨の降ることを想定していなかったのでしょうか?


雑感
ここに書いた妄想的推論+今現在頭の中にある妄想から

事故の原因は、地震や津波は引き金であり原子力発電所のシステムはよく耐えたのではないかと思います。
(また、日本の原発はチャイナシンドロームが起こりにくいと想像します。チャイナシンドロームが起こるような状態ならチェルノブイリ式の爆発起こると思います。私はどちらかと言うと反対派ですがGATIGATIではありません)

そして
事故に至る経緯はほとんど(全く?)わからないが、切り札的な「非常用腹水器」や「原子炉隔離時冷却系」は初め曲がりなりにも動いたのは東京電力のプレスから事実です。
その後、全てが動かなくなった。
メルトダウンが起きたのです。

私の電気設備に関する知識は3相4線式(一般のコンセントなどに使われる)と3相3線式(エレべーターのような比較的大型の機械に使われる)の違いがわかる程度ですが、
そんな私でも、普段起きている(重大)事故は技術レベルの低さが原因のように思えます。

1号機の海水注入時には所長はベントさえ行っていなかったのではないかと想像します。
(ベントを行えば、おそらくチェルノブイリになる確率はずっと低くなる。)

これからふれる亊になるだろうバッテリーの枯渇で高圧注水系が止まったなど、バッテリーを要請しておいたら済んだ話です。

*平常時に起きている事故の報告書を読んでも原因がわからない、デタラメの報告書だと思う。
リレーを間違って(?)外しました(犯罪だよ)。
弁が外れていました(普段点検しとけよ)。
タービン建屋のクレーン火災の報告書の発火実験など写真をみれば点火実験です。
(自然発火する実験のはずが、溶接機で火を付けている。)

どうして、こんな報告書が国(?)の役所で通るんだ?



2011年5月26日木曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ9

私は高放射能水と言う言葉を使い、核燃料or核燃料棒に触れた水と無意識的に考えていました。
メモ1~8で違ったイメージ使っているところがあるかもしれませんが、これからはこうした意味で使います。

また、現在は3号機であってはならないパイプ破損(1号機のパイプ破損は明らか)があったかもしれない。とのことですので、メモ6の高放射能水の考え方を変えます。
この原子力発電所は何時、何処で高放射能水がでてきてもおかしくない、「非常に危険」な所だと思います。

私の知識が増えれば、プルトニュウ厶
が使われている3号機を特別扱いするようになるかもしれません。

現場で、作業をしてくださっている方々が
申し上げにくいのですが
・・・・・
モルモットか奴隷のような状態ではないかと思えてきました。
・・・・・

原子力発電所の失敗の1つに、原子炉で適当な間隔で放射線量を計る計器が設置されていないことがあげられます。
「原子力発電所」と「放射能測定器」でイメージしたら、原子力発電所にはたくさん付けられているのだろうなと思うのが自然だと思います。
それが、取り付けられていなかった、あっても役に立たなかった。
だから、後始末がものすごく難しくなっています。
たくさんの電池内蔵の計測器をつけていたら一部(全部が残るように設計するべきですが・・)の計器が残り、放射能汚染分布がわかったはずです。
絶対に壊れない「安全神話ボケ(ナス)」が、作業員の方々を危険に晒していると思います。

314
1号機 海水ピットの水を補給するため、圧力容器への注水を一時停止します。
使用済燃料プールの冷却器が壊れてました。対策を相談してます。

2号機  圧力容器に海水を入れる準備をしています。 ・・・・

3号機 海水ピットの水を補給するため、圧力容器への注水を一時停止します。

1号機に入れたつもりの水は全部が圧力容器に届いたわけではではなかったことが、後でわかりました。
現在は、何本かあるパイプの中からまともなパイプを使って注水しているはずです。
報道を見てもよくわからないのですが、
高放射能水を貯めていく場所の確保が問題になっていると思うので圧力容器への水は一方通行で循環システムは出来上がっていないようです。
高放射能水は生産されつづけていると思います。 

2号機 国は既に2号機に海水を入れることにしています。集団体制ですのでよっぽどことがないと、こうした判断は変えられないと思います。時間は少なくとも午前3時まえです。判断は当然だと思います。国会でもめてるのは3号機の話のようですので誤解がないようお願いします。

3号機で気になるのはパイプ破損が起きている可能性があることです。
破損があれば、多分プルトニュウ厶が漏れ出ていたことになります。(そうしたパイプは現在使っていないとおもいたいですが、本当のところはさっぱりわからない。)
プルトニュウムは漏れたようです。

上記のネットニュースを引用します。
*******
NAVER
引用開始
検出されたのはプルトニウム238239240の3種類の同位体。3月2122日に敷地内の5カ所で土壌数百グラムを採取し、外部機関に分析を依頼 した。5カ所すべてでプルトニウム239240を土壌1キログラムあたり最大で約1.2ベクレル検出。このうち1~2号機から西北西500メートルにあるグラウンド付近と固体廃棄物貯蔵庫前の2カ所で238を最大0.54ベクレル程度検出した。
引用終わり
*******

要旨
1号機 海水ピットの水を補給するため、圧力容器への注水を一時停止します。
使用済燃料プールの冷却器が壊れていました。対策を相談しています。

2号機 圧力容器に海水を入れる準備をしています。 ・・・・(*)

3号機 海水ピットの水が減少してきたため、水を原子炉内へ給水するポンプを一旦止めて、海水ピットに水を補給することとしましたが、まだ余裕があることを確認し、原子炉への注入を再開しています。


3号機については原文のママです。何を言っているのかわかりません。
ひょっとすると作業はほとんど消防士さん?(他人)任せだったのかもしれません。
要旨
本日午前11時1分頃、3号機原子炉建屋で、大きな音が発生し、白煙が発生
しました。水素爆発を起こした可能性が考えられます。

原文のママです。
参考にyoutubeを見て下さい。

解説は事実と違うようですが(事実なら発電所で死者がたくさん出ている)こうした分析は必要なことだと思います。

この映像から確かに言えそうなことが爆弾みたいな「爆発物」が施設内にあった。

ということです。

私は格納容器の壁*1やパイプ*2からもれた水素によって1号機や3号機で起きた爆発を説明するのは無理だと思います。
あっても、火災程度だと思います。
バッテリーで水素を発生させて爆発させるバカな報道をみたけど・・・
ようするにバッテリー内で水素の圧力を高くして破裂させたわけで、今回の水素爆発の条件と全く違う。
(犯罪的な報道と解説者先生ですね。どうなれば漏れた水素の圧力が高くなるのかを説明しなければなりません。)

1
水素は原子半径が小さいので金属をとおり抜けるようです。

「千日ブログ ~雑学とニュースのずれた感想~」
を少し引用させてもらいます。

*********
引用開始
(5) 発生した水素が配管や容器の隙間から漏れ出る。(私は水素を扱う設備で働いていましたが、水素は他の気体より漏れやすかったです。窒素での気密試験で漏れなくて、水素で漏れたことがあった気がします)不思議な考え方ですが、建屋内に直接ガスを放出しているようです。(コメントやMIT原子力理工学部による13号炉の水素爆発に関する解説より、写真を見て外部へ配管を探したんですけど、見えないなぁと不思議に思っていました)
引用終わり
*********
消された部分は事実だと思います。
昔のおもちゃの風船は1日もするとしぼんでしまいました。
空気が、風船膜をとおり抜けてしまうからです。
遠い昔、水素は漏れやすい気体と習ったような気が少しします。
ボンベに入れていても少しづつ漏れるのかもしれません。

2
水素が漏れたとするパイプは「絶対に壊れてはいけない安全神話」のパイプだから、圧力容器で発生した水素が爆発の原因とするのはもともと矛盾した説明です。
圧力容器から漏れるなんて論外です。
矛盾を承知で説明しているか、何のパイプか知らないで解説をしていることになります。

要旨
爆発後
午前1144分現在、モニタリングポスト(MP6)付近の測定値は 20μSv/h(マイクロシーベルトアワー)であり、これまでと比べて大きな変動はありません。

要旨
1、3号機の事象をふまえ、あらかじめ2号機について、原子炉建屋壁面に水素ガスを抜くための処置について検討を行うことといたしました。

訳のわからない爆発が起こったのですから当然だと思いますが、だれがやるのでしょう。?


要旨
午後3時現在、当社社員4名、協力企業作業員等3名が負傷(いずれも意識あり)しております。救急車を3台要請し病院へ搬送しております。負傷した7名のうち6名に放射性物質の付着が確認されましたが、うち5名については除染をしております。また、冷却水の補給作業にご協力いただいておりました自衛隊の方々(4名)も負傷している模様ですが、詳細は確認中です。

怪我の程度が軽いことをお祈り申し上げます。

1号機 原子炉内に海水を注入しております。

2号機 原子炉隔離時冷却系が停止し原子炉圧力の温度が上がりました。
    あぶないのでベントしました。
    あぶないので海水を圧力容器に入れたらなんとか持ち直しました。

3号機 原子炉に海水を注入しておりますが、現在中断しております。(なんで?)

の主要な出来事をみると

ベントは前日の3/13 11:00 ベント開始となっています。

私の見落としかと思って見直しましたが13日のプレスはすべて 「ベントの準備中」でした?実際、何時にやったのか?
手元のレバーでベント出きるのです?一体どうなっているのでしょうか?

また、

3/14 13:25 15条事象の発生(原子炉冷却機能喪失)
とあります。

こんなこと考えたくないのですが・・・
3号機が爆発しても、ベントしなかったのかもしれません。
プレスをみる限りベントは1回です。

常識的に
15条事象の発生(原子炉冷却機能喪失)」=「原子炉隔離時冷却系の停止」直後や、海水を注入する前にベントすると思います。

すると、
3/14 13:25 15条事象の発生(原子炉冷却機能喪失)」
3/14 16:34 「海水の炉心注水開始」 
の間です。
プレスの内容と整合します。
3号機が爆発してもベントしない?本当に危なくならないとベントしない?命がほしくないのでしょうか?
とても信じられない。
可能な限り、原子炉を安全な状態にすると言う自然な発想がなかったのでしょう。
(国はすでに海水注入も指示していると思いますが・・・)

自衛隊や作業員の方の命を何だと思っているのでしょう?・・・・信じられない。

どこか私の推論が大きく間違っている??わからない???
何故、ベントをしなかったのか??

2011年5月25日水曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ8

新聞でも報じられていないので、本当にメモです。
3号機の原子炉隔離時冷却系が止まり、
その結果メルトダウンが起きたのです。
確認できないで困っていますが、24日NHKで「電池が上がって3号機の原子炉隔離時冷却系が止まった」
と報道があったと思います。

電池があれば
原子炉隔離時冷却系
は動いたことになります。

東電は、電池を運び込む十分な時間があった。

確認がとれないので、確実ことではありませんが東京本社(?)の技術者も電池がどれくらいもつのか気にしていなかった。
電気技術者は東電でこんな初歩的なミスに起こったことが信じられないでしょう。


2012/2/12 コメント 四号機等の電池があったはずです。



2011年5月24日火曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ7

3月13日
第1報(午前2時現在)
要旨
1号機 ホウ酸注入

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています

3 号機 高圧注水系(最後の砦状態は脱出しました)
ベントの準備をしています

3号機の高圧注水系が復活してますので、ある程度、外部電源が確保できたようです。
プラント関連パラメータ(PDF形式:402KB)の「主要な出来事」を見ると3/12 20:20 海水及びホウ酸の炉心注水開始とあります。圧力容器?に海水が入れられる状態にはなったようです。プレスに海水の文字がないのは国会でもめたように「東京電力が海水注入をためらった」ためと思います。

今まで(今日5/24)、ドサクサにまぎれて東京電力が2,3号機のベントを望んでいたとしましたが・・
考え方を変えました。
昨日の国会から総理は原発に対し専門家レベルの知識(専門家の言っていることがわかり、判断できる)を持っている思います。
そして、総理を交えた専門家集団で判断していることがわかりました。
ベントの方針は国の判断だった訳です。

単なる私の想像ですが・・・(心底背筋が凍る思いですが)
・・・国はベント指示を出した時から東京電力を信用していなかった。・・・

私の想像はこうです。
1号機の圧力容器の温度(圧力)が原因不明で(メモ4参照)で上がっている。
そこで考えられるのが計器の故障です。
計器が故障しているかもしれない、正常で圧力が高いかもしれない。

あなたなら、・・ベントしますか?

可能性として・・計器が故障してるなら示す値より高い可能性だって排除できないのです。
ベントと同時にチェルノブイリのように水蒸気爆発して放射能物質が飛散する可能性だってある訳です。
さらに、隣に同じことが起こる原子炉が2機あります。

どうするか・・?
計器の値を信用するしかないと思います。
計器を信用し、可能な限り1号機のベントを遅らせ原因を突き詰める。
最悪事態を想定し、2,3号機は可能な限り安全な状態(ベントする)にする。
だと思います。

2号機は原子炉隔離時冷却系で圧力容器を冷やしてる異常事態なのです。

こんな判断をせまられたら
「安全神話」なんて K*S* くらえと思うことでしょう。
原子力行政は変えなければなりません。

映画の見すぎでしょうか?

第2報 (5時30分現在)
1号機 圧力容器に海水やホウ酸を注入しています。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています

3 号機 高圧注水系が止まりました。原子炉隔離時冷却系(最後の砦)がうごきません。?どうしよ
う?
ベントの準備をしています

・・・・ ・・・・・ 「バカヤロー」

第3報
要旨
3号機が高圧注水系が止まり、原子炉隔離時冷却系(最後の砦)が動かないので総理に連絡しました。

可能かどうかは別ですが、1、2、3号機は海水注入すべきと思います。(この時点では遅すぎるのかも)

なにか東京電力はベントすら嫌がっているような気がしてきました?
ベントは圧力容器を痛めるのかもしれません。

第4報(9時現在)
要旨
1号機 圧力容器に海水やホウ酸を注入しています。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています。
ベントの準備をしています。

3 号機 圧力容器をなんとか冷やします。
ベントしました。
格納容器スプレイを中止しました。?

プラント関連パラメータ(PDF形式:402KB)
によると3号機は8:41ベント開始となっています。1号機とは違いベントの準備ではなく実際にベントしたようです。
格納容器スプレイ」ですが、図をみると何故中止するのか理解できません。

中止したのではなく、壊れましたor故障しましたの誤りでしょうか?。(すこしうんざりです)

第5報
 要旨
敷地境界放射線量異常上昇

ベントをしたので当然の現象です。

第6報(12時現在)
要旨
1号機 圧力容器に海水やホウ酸を注入しています。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています ・・・(はやくやれよ!)

3 号機 圧力容器を冷やす手立てがなくなりました。格納容器スプレイは中止しました。(?)
逃し安全弁(圧力が高くなると自動的にベントする)で監視室から手動で2回目のベントを
                行いました。
ホウ酸水を入れました。(常識的に考えると自動投入されると思います)

本当に手動でベントしたのでしょうか?誰が判断したのでしょうか?自動的にベントしたと疑いたくなります。

第7報
要旨
 敷地境界放射線量異常上昇

ベントをしたので当然の現象です。

第8報(14時現在)から第10報(21時現在)まで内容は同じです。

第8報(14時現在)
要旨
1号機 圧力容器に海水やホウ酸を注入しています。
使用済燃料プールの冷却器が壊れてました。どうしましょう。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています ・・・(はやくやれよ!はやくやれよ!)

3 号機 圧力容器を冷やす手立てがなくなりました。圧力容器の温度が上がってます。
なんとか海水をいれて圧力容器を冷やしたいと思います。

第9報(18時現在 )
要旨
1号機 圧力容器に海水やホウ酸を注入しています。
使用済燃料プールの冷却器が壊れてました。どうしましょう。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています ・・・(はやくやれよ!はやくやれよ!はやくやれよ!)

3 号機 圧力容器を冷やす手立てがなくなりました。圧力容器の温度が上がってます。
なんとか海水をいれて圧力容器を冷やしたいと思います。

第10報
要旨(21時現在)
1号機 圧力容器に海水やホウ酸を注入しています。
使用済燃料プールの冷却器が壊れてました。どうしましょう。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています ・・・(はやくやれよ!はやくやれよ!はやくやれよ!はやくやれよ!)

3 号機 圧力容器を冷やす手立てがなくなりました。圧力容器の温度が上がってます。
なんとか海水をいれて圧力容器を冷やしたいと思います。

とんでもないことが起こってるのに何も教えてくれない。

収まりが悪いので14日の第1報を加えます
3月14日
第1報
要旨(3時現在)
1号機 海水ピットの水が足りなくなったので補給します。
補給で圧力容器に海水を入れるのを一時停止します。
使用済燃料プールの冷却器が壊れてました。どうしましょう。

2 号機 原子炉隔離時冷却系(最後の砦)は動いています
ベントの準備をしています 
(はやくやれよ!はやくやれよ!はやくやれよ!はやくやれよ!はやくやれよ!)
原子炉(圧力容器のことだとは思いますが)に海水をいれる準備をしてます。
                (はやくやれよ!)

3 号機 圧力容器を冷やす手立てがなくなりました。圧力容器の温度が上がってます。
消火用ポンプで原子炉(圧力容器のことだと思います)に海水を入れてましたが、海水が
               足りなくなったので一時停止します。


2号機のベントを渋っているとしか思えません。
ここで3号には消火用ポンプで圧力容器に海水を入れていたことがわかります。
プラント関連パラメータ(PDF形式:402KB)
では13:12に海水及びホウ酸の炉心注水開始となっています。

・・・・・・・・
台風で陸の孤島になった山梨県に電気を通しに山岳を越えてきてくれた、あのイメージはどこにいったのだろう??
なにかが、おかしい、悲しい・・・。


被災者の方へお見舞い申し上げます。

2011年5月22日日曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ6

ここでは、5月21日現在の各原子炉の状況を考えて見たいと思います。
資料は原子力安全・保安院
のプレス発表 2011年5月21日地震被害情報(第145報)
です。


.各原子炉の状態
.1 1号機

1号機は3月12日に水素爆発がおこりました。
ベントが行われる前に現場と総理にどんなやりとりがあったのか興味がありますが・・・一流大学理系出身の総理はどうも相当(ハイレベル)に原子力発電詳しそうです。だから現場に行ったのだと思います。(ハトポッポでなくてよかった)余計なことはこれくらいにして
図の下に書いてある丸いのはサプレッションプールで、圧力調整用プールのことです。
格納容器の温度を制御する水溜まりです。もちろん、構造からみて最終的に圧力容器の温度=圧力を制御します。

左上にあるプールは核燃料をとりあえず保管する施設です。


1.1.1 1号機の圧力容器
圧力容器の圧力は0.631MPhaなのか1.519MPhaなのかはっきりしませんが最高最低と解釈しておきます。
原子炉圧力(格納容器圧)B1.519MPha=15190hPaで大気圧の約15倍程度です。
ここには核燃料と水以外ありませんから、露点温度が水の温度=圧力容器の中の温度となります。
メモ2で私の使っている計算式は役にたたないだろうと温度を示しませんでした。
試しに計算すると露点温度100で水蒸気圧力1048hPaとなりました。
100の水蒸気圧1013hPaより少し高い程度ですので参考にはなりそうです。

150で約5140hPa200約17650hPaとなりました。
150~200の間と考えてよさそうです。
もう大さわぎもしてませんから、あまり心配なさそうです。

給水ノズル温度111.3、圧力容器下部温度95.0です。
図では原子炉水位B ー1550mmで、燃料頂部から上記水位が冠水していない状態とされています。
この原子炉水位Bがマイナスなら、燃料はむき出しの部分があるかメルトダウンしていることになります。

1.1.2 1号機の格納容器
格納容器の圧力は0.1315MPa=1315hPaと大気圧より少し(?)高い程度です。

格納容器の温度がほしいのですが・・・
圧力容器下部温度が95.0ですから、これより低いでしょう。

こうした温度では圧力容器が壊れていれば格納容器の圧力と同じになるはずです。
おそらく格納容器は(大きく?)壊れていないと思います。

ただし、小さな傷程度はあるかもしれません。早く処理しないとそうした傷が広がる可能性はあると思います。

露点温度は1001013hPaです。(1気圧=1013hPaで沸騰)
圧力容器下部温度の95.0と矛盾があるように見えますが、すでに1号機の格納容器には窒素が入ってます。
格納容器の圧力は1315hPaは、水蒸気圧+窒素圧と考えられます。

詳細は省略しますが、窒素は理想気体ですから、PVRTに従います。結果、圧力容器の温度が再び上がれば圧力調整プールで圧力を調整しにくくなります。
小さいネガティブな要因でも可能な限り排除すべきです。
 
1.1.3  1号機の高放射能水等
圧力容器は無事(少なくとも大きくは壊れていない)のようです。
したがって、格納容器への核燃料の落ち込むメルトダウンはなさそうです。
チャイナシンドロームはなしです。
 
高放射能水は圧力容器の中と巡回水、巡回水により高放射能水は外に出ている可能性はあります。
 
なるほど、窒素を入れるのは圧力容器を冷やして巡回水を最小限にしたいのかもしれません。 


ところで、もし作業中に不幸が起こったら、東電は当然ですが民間人に危険な作業をさせた責任は政府にもあります。

1.2 2号機
1.2.1 2号機圧力容器
圧力は0.083MPa=830hPaで大気圧よりやや低い程度です。
原子炉水位Bはー2100mmですから2m10cmほど核燃料棒が水に浸かっていません。
圧力容器下部温度 108.1℃ で計器不良とありますが、数字はある程度信頼して良さそうです。
海水がはいりましたが、湿度100%で露点温度位と見て良いでしょう。
(圧力容器は壊れていますから水は格納容器に吹き出していますので露点温度より高い可能性がありますがオーダーが違うことはないと思います)

2m10cm燃料棒がむき出しなら、圧力が大気圧より低いはずはありません。
メトルダウンは起きています。


1.2.2  2号機の格納容器
原子炉格納容器圧力は0.040MPa=400hPaです。
窒素は入れられた形跡はありません。

露点温度70℃の蒸気圧は約310hPa80℃では約480hPaですので
原子炉格納容器の温度は7080℃となります。
サプレッションプールは壊れた可能性がありますので、サプレッションプールの水温と格納容器の温度を単純に比較すべきではないのでしょうけど・・・SP水温B64.6℃との大きな不整合は無いようです。


1.2.3  2号機の高放射能水等
格納容器に高放射能水が溜まっていて外には流れ出ていないと思います。(過去に起こった可能性はあると思います。)

水が流れ出るには空気が格納容器に入り、格納の容器の圧力が大気圧と同じなる必要があります。
格納容器の圧力が低く、こうしたことは起こっていないので水は外に流れにくいはずです。

核燃料保存プール(図 左上のプール)は既設冷却系を使って冷やしています。?
ちょっと疑問に思います。
水を循環させているってことじゃないのか?
循環させているなら。何故プールの温度を下げられないんだ??
既設の冷却系のパイプが信頼できなくて、水を加える程度のことしかできない?
だとすると情けない設備です。
それとも、そもそも東電のやる気が無いか?

核燃料が格納容器に落ち込んでいると考えるべき(少量かもしれませんけど)ですが
この資料のデータでは、冷温停止状態。
したがってチャイナシンドロー厶は無しと思います。

1.3  3号機
  


1.3.1 3号機圧力容器
原子炉圧力A 0.001MPa=10hPa 原子炉圧力D 0.012MPa=120hPa 大気圧の1/1001/10程度になります。
新しい22日の資料では
原子炉圧力A ー0.003MPa 原子炉圧力C 0.005MPa となってます。

原子炉圧力Dを原子炉圧力Cに変えたこと、圧力あまりにも低いことから圧力計は壊れているのかもしれません。
原子炉水位Bはー2300mmですから2m30cmです。データ核燃料棒がむき出し状態であることを示しています。
メルトダウンは起きていると考えるべきでしょう。(ほとんど、断定してよさそう)

圧力容器下部温度は104.4℃2号機とあまりかわりません。
「圧力容器内部の温度」「圧力容器が壊れているのか?」は圧力の値に疑問がありますのでわかりません。

壊れていると考えるべきだとは思います。

1.3.2 3号機格納容器
原子炉格納容器圧力 0.1015MPa=1015hPaで大気圧と同じです。
原子炉格納容器の温度は湿度100%なら100℃程度となります。
特に窒素が入れられた形跡はなさそうです。
サプレッションプールの圧力は0.1948MPa=1948hPaで大気圧の1.9倍で、温度は41.9℃ですからサプレッションプールは満水状態(気体としての水は無い)ことになります。
あるいは、ほぼ満水状態で10m程度の水中で圧力を計っている可能性もあります。(こちらの可能性のほうが高いか?)
サプレッションプールの水のほうが多そうです(多くないと制御できない)ので大きな矛盾はないと思います。

1.3.3  3号機の高放射能水
圧力容器が壊れていれば圧力容器と格納容器圧力容器のなか、そして循環水が高放射能水となっている。
循環水を加え続けているようなら高放射能水は、原子炉外へ出てきていることになる。

核燃料保存プール(図 左上のプール)は5/8にサンプリングをしています。
サンプリングしたなら状態も確認をしているでしょう。また、人も近づいているので、心配していたほどの状態ではなかったようです。

懸念材料はあるものの冷温停止状態
チャイナシンドロームは無いと思います。

1.4  4号機
 この資料では特に見るデータはありませんでした。

2 雑感
私は、12号機から高放射能水が漏れたと思っています。1,2号機に安易に近づくのは非常に危険だと思います。事故が起こらないこと祈ります。

東電は523日のプレス

「原子炉格納容器内に水素ガスが蓄積している可能性があることから、酸素濃度の上昇
を防止する観点より、4月6日午後10 30 分より格納容器内に窒素ガスの注入に関
わる弁操作を開始し、4月7日午前1時31 分より、注入を開始しました。」

とあります。

原子炉格納容器内の「酸素濃度の上昇」などありえない。

こうした「うそ」情報は国民に対する詐欺です。
こうした「うそ」をつくことは東電の体質を変える意志がない現れです。
「うそ」を突き通し、原子力発電が再開されればまた同じ人災事故がおこります。
それは、見かけだけの改善で全く減らない各原発の平時の事故の多さでわかります。
こうした「うそ」体質では原発の改善などできるはずがないからです。


***********************

被災者の方々にお見舞い申し上げます。




2011年5月20日金曜日

原子力発電所の水素爆発について メモ5


.... メモ4の続きです 12日 14のプレスがでてます。メモ4からお読み下さい....
 メモ4で1号機のメルトダウンの理由が推測できます

第5報要旨
 「6時現在
 1号機について、非常用復水器が止まっているのはわかりますが後は意味不明です。
 現在2号機の原子炉隔離時冷却系は動いています。でも、まだメルトダウンの可能性はあります。orメルトダウンが起こった可能性があります」

 結局2、3号機の原子炉隔離時冷却系は動いています。
 2号機の原子炉隔離時冷却系が治った(?)ようです。

 1時48分に非常用復水機を「止めて」いるのでやはり壊れた(壊した?)のです。
   
第6報要旨
「ベント実施のお知らせ」
何時やるのかの情報が欲しいところですが、このプレスでは不明。
情報になってない

第7報要旨
11時現在ベント実施中」
原子炉格納容器内の圧力を降下させる操作となってますが圧力容器の圧力を降下させる作業であるベントをしてるのだと思います。
地震被害情報(第140報)(5月16日12時00分現在)及び現地モニタリング情報の

プラント関連パラメータ(PDF形式:408KB

を見るとベントは10時17分にベント開始となってます。ただ、この時ガス抜きしたかは不明。(多分ベントの準備作業開始の意味だと思います。)

2、3号もベントすると予告も行っていますが、何故ベントするのか説明もありません。
原子炉隔離時冷却系は動いていますと言いながら(非常時ながら正常動作しているのに)放射能を大気中にばら撒くなんて許される行為ではありません。
ベントをするなら、はっきり理由を開示すべきです。
常識的にはメルトダウン1が起こりそうだからです。何故この様な判断になったのかマスコミは追求すべきです。


第8報要旨
「午後1時現在
1号機についてベント作業継続中



第9報要旨
3時現在、
1号機でベントが終了しました。
2号機でベントの準備をしています。原子炉隔離時冷却系は動いています。
3号機 冷却を原子炉隔離時冷却系から高圧注水系に切り替えました。」

3号機は通常の冷却に戻したの意味で、とりあえず通常運転したと解釈しておきます。
すこしいそいでいますすみません

10要旨
「敷地境界放射線量異常上昇、3時29分頃、敷地境界の放射線量が制限値を越えた」
ベントで高放射能汚染物質をだしたので当然だと思います。
時間的に10報と11報が前後してますが、10報が事前に準備していた情報だからです。

336分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり白煙が発生しました。」
1号機での爆発映像
での解説で、ベントは1230分ころ行われたらしいとわかります。

12要旨
「午後8時現在
1号機で爆発がありました。(状態の記述なし)
2号機ベントの準備をしてます。原子炉隔離時冷却系が止まりまた。
3号機ベントの準備をしてます。高圧注水系で圧力容器を冷却してます。放射能水の漏れはない見込み。」

2号機の原子炉隔離時冷却系が止まりました。
この爆発で止まっても仕方がないものか?
いや、2号機で爆発があった分けではありません。
例えば、タービン発電機についてwikipediaにこんな記述がありました。
水素は可燃性・爆発性の気体であるが、空気や酸素などの助燃性気体が混合しなければ引火や爆発は発生せず、適切に取扱えば安全上の問題はない。冷却効果や 絶縁力の向上とともに、機内への空気の侵入を防止するため発電機内の水素圧力は大気圧の25倍に高められており、更に発電機を収める容器は万が一の爆発 による圧力にも耐えられる構造となっている。」
東京電力に確認することはいくらでもありそうです。

こうした爆発でタービンが大丈夫でも原子炉隔離時冷却系が動かなければ意味がありません。
私は、たとえ爆発が2号機であったとしても原子炉隔離時冷却系は止まってはならいと思います。
今の原子炉が耐えられなくとも、これからの原子炉は耐えられるように設計されるはずです。

3号機の冷却システムは正常に戻ったような記述ですが・・・ベントをする準備をする?
まさか、どさくさに紛れて3号機の放射性物質を出そうと考えたわけじゃないとは思いますが・・・

「午後9時現在
1号機ホウ酸入り海水を原子炉へ注入
2号機ベントの準備をしています。原子炉隔離時冷却系が止まりまた。
3号機ベントの準備をしています。高圧注水系で圧力容器を冷却しています。放射能水の漏れはない見込み。」
3号機には海水を入れて冷やす余裕があったのがわかります。3機の原子炉がおかしくなってるのに、まだこの時点で3号機を守ろうとしてます。おかしくなければベントは必要ありません。
(地域の人の生命や安全を守ろうなんて思想はないのです。企業ですから・・・避難指示が出ている場所にお年寄りが暮らす施設があったかと記憶してます)

「午後11時現在
1号機、津波の恐れがあるので、ホウ酸入り海水注入を一時中断してます。
2号機ベントの準備をしてます。原子炉隔離時冷却系は直っています。
3号機ベントの準備をしてます。高圧注水系で圧力容器を冷却してます。放射能水の漏れはない見込み。」
2号機の原子炉隔離時冷却系が直っていますが、どの程度止まったのか不明
何故止まり、何故直ったのかも不明。


2.雑感
 東電はこのようにたくさんのプレスを出しています。
 現象と行動には因果関係があるはずなのですが・・・
 どんな事があって、どうしてそんなことをしたのか?ほとんど不明です。
 5月18日、19日具体的な資料を出し始めているようにも見えますが・・・要するに言い訳資料ばかりに思えます。「津波だから仕方がなかった」ミタイナ
 
 建屋の調査にしても2号機は高温多湿であることは既にわかっていたはずです。
 その対策をなにもせずに 
 調査してあらためて「高温多湿が問題です。」ではやる気が無いと言われても仕方がないでしょう。

 こんなことは、ドライアイスでもホウリ込めばスムのではないでしょうしょうか?

 (ドライアイスの表面に氷ができます。氷の水蒸気圧は約6hPa以下で室内の水蒸気はその氷に飛び込んでくるはずです。適当な氷の厚みになったら外にだして時間をかけて処理すればよい)
 
 やる気がないなら工程表など意味がない。
 
 生命や生活をを守るなんて発想のない企業に原発事故の後処理ができるなんて政府は本当に思っているのだろうか?
 
 格納容器は機密性の高い容器です。
 格納容器の圧力が大気圧より低いことでわかります。
 そこに窒素なんかいれたらどうなるか?
 格納容器の中の圧力が上がり、その分
 「どこに開いたかわからないに穴」から「高放射線水」が外へあふれ出します。
 
 窒素は、ただ冷やせばいい(チェルノブイリでは冷却材として使われた)とう安易な考え方だと思います。
 
引用
wikipedia
 
 ソ連当局は応急措置として次の2点を実行した。
  1. 減速材として炉心内へ鉛の大量投入。
  2. 液体窒素を投入して周囲から冷却、炉心温度を低下させる。この策が功を奏したのか、一時制御不能に陥っていた炉心内の核燃料の活動も次第に落ち着き、5月6日までに大規模な放射性物質の漏出は終わったとの見解をソ連政府は発表している。
引用 終わり
  
 1、2、3号機でいえば炉心内は圧力容器で、周囲とは格納容器のことだと思います。 

 酸素の乏しく格納容器で何故爆発する。そのように説明してきたではないか。
 
 爆発を防ぐには
 窒素の分圧を高くして爆発を防ぐですが、窒素でなく水蒸気でも同じ効果があります。
 そして、格納容器の中の水蒸気圧は既に高いのです。
 初めから格納容器で水素爆発など起きません。
 いい加減なうそはもう止めてほしい。


 国が責任をもって、原子炉を安定させるべきだ。
 
 東京電力と日本が潰れます。東京電力はいいが
 日本は困る。